土鍋の焦げの落とし方と焦げ防止

土鍋の焦げの落とし方と焦げ防止

土鍋で食材を焦がしてしまったら、無理にこすったりすると土鍋を傷つける原因になります。

焦がしたら慌てず順序だてて、少しずつ落としていくのがコツです。
そもそも焦がさないことが一番なんですけどね。

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土鍋の焦げの落とし方

軽い焦げならしばらくぬるま湯につけてシュロたわしなどで洗えば落ちます。
ただ、けっこうしっかり(?)焦がしてしまった場合は以下のどちらかのやり方でやってみてください。

主に使うものは「重層」「お酢」です。

どちらでもいいわけでなく、焦がした食材が酸性かアルカリ性かでどちらを使うか決まってきます。

【酸性食品】米、肉類、魚類、卵
【アルカリ性食品】野菜、きのこ、大豆

土鍋でご飯を炊いた時に焦がした場合は重曹を使います。

重曹を使った土鍋の焦げを落とし方

重曹で土鍋の焦げを取る

酸性食品にはアルカリ性分を含む重曹を使います。

1. 焦げた土鍋にぬるま湯を入れて2~3時間つけます。

2. 中性洗剤とシュロたわしで軽くこすりながら洗い、キレイに流します。

3. 土鍋に水(お湯はNG)を入れ、重曹を大さじ4杯くらい入れ、火にかけます。

4. グツグツと煮だたせます。

5. この時点で焦げが浮いてきますが、かなりこびりつきがひどい時は木べら(しゃもじでもOK)なので軽くこすります。スプーンや金属質ものは傷つけるので使わないようにしてください。

6. ある程度煮たら火を止め、そのまましばらく放置します。(一晩くらい)

7. お湯が冷めたらまたスポンジと中性洗剤で洗います。
クレンザーは使わないでください。
金属のたわしもNGです。スポンジではいまいちという場合はシュロたわしを使用してください。

まだ落としきれいない場合は3~7を繰り返してください。

お酢を使った土鍋の焦げを落とし方

お酢で土鍋の焦げを取る

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野菜やきのこなどのアルカリ性の食品を焦がした場合は酸性のお酢を使います。

1. 焦げた土鍋にぬるま湯を入れて2~3時間つけます。

2. 中性洗剤とシュロたわしで軽くこすりながら洗い、キレイに流します。

3. 土鍋に水(お湯はNG)を入れ、お酢を50~70ccくらい入れ、火にかけます。

4. ある程度煮たら火を止め、そのまましばらく放置します。(一晩くらい)

5. お湯が冷めたらまたスポンジと中性洗剤で洗います。
クレンザーは使わないでください。
金属のたわしもNGです。スポンジではいまいちという場合はシュロたわしを使用してください。

洗ったら弱火で20秒くらい空だきします。
(あまり長くやると割れの原因になります。)

カビの原因になるので早く乾燥させてください。

また、3~1週間天日干しし、完全乾燥させると焦げも土鍋からはがしやすくなるそうです。
私はやったことはありませんが、こちらもカビ防止になるので、気になる方はやってみてください。

土鍋の焦げ落としにNGなこととは

かえって焦げを落としにくくなることをリスト化。

・金属たわしやスプーンなどでこする。
土鍋を傷つけるだけです。その傷が焦げ癖の原因になります。

・重曹やお酢を入れるとき、土鍋に水でなくお湯を入れる。
効果がなくなるので、水をいれ、そこに重層かお酢をいれてください。

・クレンザーを使う
クレンザーは土鍋には不向きです。中性洗剤を使うようにしてください。

・ご飯を炊いて焦がした時、すぐにはがす
ご飯を土鍋で炊いた時、焦げくさい!
慌てて火を止め、しゃもじで焦げつきをはがそうとするのはNG。
しばらくおくと鍋からはがしやすくなります。

土鍋の焦げ防止

火にかけるとき、具を底のほうにぎっしりつめ、汁を上部のみにすると焦げ付く原因に。
土鍋の底には水分を十分にためてください。

焦がさない方法は「火加減をみる」しかありません。

いきなり強火で煮込んだり、炊いたりすれば、まず水分がどんどn蒸発してしまいます。

ご飯を炊く場合、鍋底に昆布を敷き、米と水を入れて炊くという方法もあります。

また使い始めはおも湯を炊くなどし、目止めをしっかりしてください。

土鍋の活用法はかなり幅広く、一つ持っていると本当に重宝します。
焦げたからとあきらめず、しっかり焦げを落として大事に使ってくださいね。

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