土鍋で作る洋食おススメ5選

確かな土と釉薬で作られた土鍋ひとつあれば
たいていの料理は作れると言います。

揚げ物は避けた方がよいですが、土鍋は保温性もよく熱の伝導率も良いため
食材のポテンシャルを大いに引き出してくれます。

特に煮物、鍋はうってつけなのですが今回はあえて和食以外の土鍋レシピを集めてみました。

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土鍋を使った方がいい料理とは

土鍋の特徴とは

  • 保温性が高い
  • 一気に温度が上がらないから旨みが引き出せる
  • ゆっくり冷めることで味が素材に浸み込む
  • 冷めにくいからしばらくアツアツ
  • など。

当然、土鍋を使ったほうがいいレシピとはこの特徴を活かせる料理。

蒸す/炊く/ゆでる/煮る
これが土鍋に適した調理法です。

となるとやっぱり和食の方が得意といえば得意ですね。

でも意外と和食以外の料理も土鍋で作ると美味しいんですよ。
モノは試し。

今回は特におススメの5選をご紹介します。

和食以外の土鍋レシピ5選

土鍋と言うと和食のための鍋というイメージがあるかもしれませんが、土鍋の特徴を知れば意外とどんな料理も作れちゃうんです。

ポトフ

じっくり煮ると野菜の旨みや甘味が引き出されます。
まさに土鍋の得意とする調理法です。

【材料】4~6人分
鶏手羽元 10本
玉ねぎ  1個
にんじん 1本
キャベツ 小1/2
水    5~6カップ
昆布   1センチ×10センチ

A
しょうゆ 大さじ2
塩    小さじ1

B(お好み)
マヨネーズ 大さじ4
にんにく  すりおろし1片

【作り方】
1. 鶏手羽元は塩をまぶし、10分ほどおく。
  (冷蔵庫に入れておいた場合は常温にもどしておく)

2. 玉ねぎはくし形、にんじんは皮つきのまま乱切り、キャベツは大き目のくし形に切る。

3. 土鍋に水を入れ沸騰させ、鶏肉を入れる。
  入れてまた沸騰し始めたら一旦火を止め余熱で火を通すと濁らず透き通ったスープができます。

4. 火を止めた場合はもう一度火にかけ、出てきたアクをとったらキッチンバサミで昆布を細切りにし、鍋に入れる。
  2の野菜とAをさらに加え、再び沸騰させたら蓋をして5分くらい煮て火を止める。
  そのまま30分以上おく。

5. 再び火にかけて温め、お好みでBの材料を合わせたソースをつけていただく。

土鍋焼きビビンパ

土鍋ビビンバ

出典:HOLICS

土鍋でご飯炊くとお焦げが多少できます。
まさにその特徴を活かした料理。

【材料】4人分
・にんじんのナムル
にんじん 1/2本
酢    大さじ1/2
砂糖   小さじ1/2
ゆずのしぼり汁 少々

・かぶのナムル
かぶ   2個
酢    大さじ1/2
砂糖   小さじ1/2
ゆずのしぼり汁 少々

・ほうれんそうのナムル
ほうれんそう  1/2束 
ごま油・しょうゆ・酢  各小さじ1 
いり白ごま   小さじ2

・ぜんまいのナムル
ぜんまいの水煮 100g 
ごま油     大さじ1 
塩・しょうゆ  各小さじ1 
砂糖      少々

・もやしのナムル
豆もやし   1袋 
うす口しょうゆ・ごま油 各小さじ1 
ラー油    少々

・肉
牛肉(牛たたき用) 100g 
酒・しょうゆ    各小さじ1

温かいご飯   茶碗4杯分 
ごま油    小さじ1
卵黄     1個分 
塩・コチュジャン 各適量
のり(お好みで)

【作り方】
1. まずはナムル作り。
 ・にんじん、かぶは細切りにして塩少々をふり、しんなりしたら水気を絞る。
 ・ほうれんそうは塩ゆでして適当な長さに。
 ・ぜんまいも適当な長さに切る。
 ・もやしはさっとゆでる。
それぞれを調味料とあえる。

2. 肉は細切りにし、酒としょうゆで下味をつける。

3. 土鍋を弱中火にかけ、少ししてから火を強めにする。(一気に強めない)
  温まったらごま油を鍋肌にまわし、広げる。

4. ご飯を広げて入れ、ふたをして1分ほど焼きつける。
  パチパチ音がしたら、この上にナムルと牛肉をのせる。
  
5. 火からおろし、牛肉の上に卵黄をのせ、コチュジャンを加えて、全体を混ぜながら鍋肌に広げて押しつけ、ご飯を焼きつける。しばらくするとお焦げができてくるので、タイミングをみて器によそっていただく。
お好みでのりをこまかくちぎってふりかけてもOK!

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土鍋焼きパスタ

土鍋パスタ

Rakutenレシピ まき小屋さん

土鍋でパスタ?と思うかもしれませんが、テッパンに盛り付けられたパスタもあるのであまり不思議ではないですよね。

【材料】1人分
パスタ   100g
水     600cc
大根   (いちょう切り)10g
にんじん (いちょう切り)5g
油揚げ   10g
味噌    大さじ1
和風ダシの素 小さじ1/2
生たまご  1個
七味    お好みで

【作り方】
1. 土鍋に水を入れて、半分に折ったパスタを浸ける。そのまま3時間放置。

2. いちょう切りにした大根とにんじん、短冊切りにした油揚げを1に入れ、火にかける。

3. 沸騰したら味噌を溶き入れ、だしを入れる。

4. 火を止め、生たまごを割り入れる。
  土鍋に蓋をして食卓へ。お好みで七味をかけていただく。

きのこと冬野菜のグラタン

土鍋グラタン

出典:HOLICS

【材料】4人分
きのこ(エリンギ、マッシュルームなどお好みで) 100g 
鶏もも肉    100g 
玉ねぎ     1個 
ゆでたブロッコリー 適量 
バター     大さじ1と1/2 
白ワイン    適量 
ショートパスタ 100g 

・ホワイトソース
薄力粉   45g
バター   45g
牛乳    2と1/2カップ 
塩     小さじ1 
こしょう・生クリーム 各少々

チーズ(ゴーダ、モッツァレラを合わせて使用) 70g 
パン粉 適量

【作り方】
1. 鶏肉は一口大に切る。玉ねぎは4センチ角に。ブロッコリーは食べやすい大きさに切り離す。
  ショートパスタは茹でておく。

2. 土鍋を弱めの中火にかけて、バターを入れてふたをする。
  バターが溶けたら鶏肉を入れ、火を強めて炒める。

3. 肉の色が変わったら玉ねぎを入れて炒め、きのこを入れて白ワインをふり蓋をしめて蒸す。

4. 野菜に火が通ったらざるを重ねたボウルに一旦あげる。
  ボウルに落ちた汁も使うので捨てないこと。

5. 土鍋にまた中火にかけ、ホワイトソース用のバターを入れ、溶かす。

6. 薄力粉をふり入れたら、よく混ぜて炒める。
  
7. 火を止めて、牛乳を一気に入れて、泡立て器でよく混ぜる。

8. 中火にして木べらで混ぜ、とろみがでるまで煮詰める。

9. 生クリームを加え、残しておいた具材から出た汁を混ぜ、塩とこしょうで味を整える。

10. ゆであげたショートパスタを入れ、ソースにからませてから、ざるにあげた具材をもどし混ぜる。

11. チーズとパン粉をかけて土鍋ごと300℃のオーブンで表面に焦げ目がつくまで焼く。

シナモン餡りんご

土鍋の特徴を活かせばスイーツだってできるんです。

【材料】2人分
りんご 2個
A
あんこ(市販缶詰)大さじ5
低糖いちごジャム 大さじ2
片栗粉      小さじ2
シナモンシュガー 小さじ1

【作り方】
1. Aの材料をよく混ぜておきます。

2. よく洗ったりんごを皮をむかずに芯だけくり抜き、抜いた芯を少し切ってリンゴのおしり部分に蓋をする。
  芯は専用の道具を使えばカンタンにくり抜けます。
  ない場合は果物ナイフで5角形くらいに芯のまわりに3センチくらいの深さの切れ込みをいれ、スプーンを指してほじります。
  この場合、お尻には上部3センチのものを詰めてください。

3. アルミホイルの上に2を置き、1を詰める。

4. 土鍋の上にクシャッとしたアルミホイルを敷き、その上にアルミホイルで2重にしっかり包んだリンゴを乗せる。

5. 蓋をして弱火で30分~35分焼く。

6. 火を止め5分ほっておく。リンゴが透き通り柔らかくなってたらOK!

土鍋は油が使えるかどうか、使用上の注意をよく読んでくださいね。
また、急な温度変化に土鍋は弱いので、火を入れるときは少しずつ強く、冷やすときは一気に水につけたりしないようにしてください。
ひび割れの原因になります。

気になる土鍋

これらを作るのに、どんな土鍋が適している?
レシピで紹介した中に、おススメされている土鍋を見つけ、調べてみました。

気になったのがこの土鍋。「圡樂(どらく)」

土楽 口付黒鍋

出典:土楽

三重県伊賀焼の窯元でつくられた土鍋です。

三重県の萬古焼(ばんこやき)は国産土鍋のシェア80%と言われていて、この伊賀焼も土鍋が作られています。
土が土鍋に適しているのでしょう。
使い始めると手放せなくなるとよく聞きます。
(私も伊賀焼の土鍋を使っています)

土鍋の使い勝手は大きさと特性。
油に強い加工をしているか、保温性に優れているかですね。

ぜひご自身にとっての万能土鍋を探してみてください。

料理のレパートリーがグッと広がります。

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