一年でどれだけ土鍋を使っていますか?
冬の鍋料理にしか使っていないとしたらもったいない!
土鍋のポテンシャルって実はすごいんです。
土鍋の使い方と選び方のご紹介です。
土鍋で何が作れる?土鍋の使い方
寒い季節になると鍋料理が恋しくなりますね。
寒くなってから奥にしまいこんでいた土鍋を引っ張り出すなんて方も多いのでは?
土鍋は一年中使えるスゴイキッチンアイテムなんです。
調理法も意外と多いんですよ。
こんなにある土鍋の種類
【土鍋】
陶器の昔ながらの土鍋。煮る・蒸す・茹でるなど調理幅も広いのが特徴。
【炊飯】
ご飯を炊く土鍋。最近は家族の人数も少なくなっていることから2合~3合炊きが人気だそう。
内蓋がついていて、ふっくらご飯が炊けます。
【IH対応】
IH対応といっても陶器の土鍋。土鍋ならではの風合いがあります。
【タジン鍋】
モロッコなどで使わる、とんがり帽子に似た蓋の形が特徴。
肉や野菜を蒸す専門の鍋で、ヘルシーな料理が楽しめます。
ひとつはもっておきたい土鍋はやはり冬の鍋で使う土鍋。
「そんなに鍋ってやらないし。」
「一人暮らしだから、土鍋なんていらない。」
なんて声も聞こえてきそうですが、水炊きなどの鍋料理だけではないんです。
土鍋でどんな料理ができる?
【炊く】
炊飯専用の土鍋でなくても、土鍋だと美味しくご飯が炊けます。
それは火加減がしやすく、余分な水分が飛ばせるため。
また、しっかり蒸らしもできるので、電気炊飯器とは違った味わいが楽しめます。
お焦げもできるので、土鍋炊きにこだわる人も多いそうです。
【蒸す】
金属製の鍋に比べると火の当たりが柔らかいので、蒸しものには最適。
蓋もしっかりしているので、蒸気が内部でうまく循環し、ふっくらと蒸しあげます。
【煮る】
陶器の土鍋の最大の特徴は、熱しやすく冷めにくいこと。
ゆっくり煮込むスープなどにも適しています。
火を止めて余熱などを利用すると、野菜の甘みもじわーっと出てきます。
【ゆでる】
土鍋の特徴の余熱を利用すると、野菜も型崩れせずにじっくり茹でることができます。
では、どのくらいの大きさを買う?
土鍋は号数で大きさが決まります。
号数って何?土鍋のサイズの目安とは
号数は直径が基準。
直径は持ち手を含んだ寸法で、口径とは持ち手を含まない寸法です。
号数 | サイズ | 人数の目安 |
3号 | 直径15センチ前後 口径13センチ前後 | こどものおかゆなど |
4号 | 直径19センチ前後 口径16センチ前後 | うどんなどの一品用 |
5号 | 直径20センチ前後 口径18センチ前後 | 1人用 |
6号 | 直径22センチ前後 口径20センチ前後 | 1~2人用 |
7号 | 直径25センチ前後 口径22センチ前後 | 2~3人用 |
8号 | 直径28センチ前後 口径25センチ前後 | 3~4人用 |
9号 | 直径31センチ前後 口径28センチ前後 | 5~6人用 |
10号 | 直径35センチ前後 口径30センチ前後 | 6~7人用 |
1人用には、6号くらいが一般的。
3~5号は一人分のお粥や煮物、湯豆腐などに適した大きさです。
あとは形状(浅め・深めなど)を見て選んでください。
素材によっては油料理もOKという場合もあります。
その場合は浅目のほうが使いやすいですね。
また、鍋や煮物、ご飯炊きには深めの方が適しています。
土鍋はどこで買う?
安いものは小さいサイズなら100均でも打っていますが、おススメしません。
薄く、軽いので土鍋本来の特性はありません。
どうせ買うならしっかりとしたものを購入した方が結果としてよさそうです。
値段は大きさによりますが、安いものならホームセンターでそこそこの品質のものが売っています。
できれば食器などを取り扱う専門店がいいですが、近くになければ百貨店などで探してみてもいいかもしれません。
秋口になると土鍋フェア的な特設の売場ができる場合もあります。
知っておきたい土鍋のあれこれ
土鍋のちょっとした知識を知っておくと、買うときの参考にもなります。
ぜひ頭の片隅に覚えておいてください。
土鍋の素材っていろいろある?
ほとんどが陶器ですが、なかには耐熱陶土を使ったものも。
「レンジOK」とかの表示のものがこれですね。
これなら炒め物などにも使えます。
ですが、機能としてはそのくらいの差であまり変わりません。
国産土鍋はほぼ萬古焼(ばんこやき)
萬古焼(ばんこやき)は三重県四日市で作られる焼き物。
昔から土鍋の生産が盛んで、今でも国産土鍋のシェアが80%とも言われています。
最近炊飯用土鍋が人気ありますが、それは伊賀焼。これも三重県のものです。
そのトップシェアの理由は「耐熱性」。
土鍋に適した土と焼成で、安全性のある土鍋を今も作っています。
保温効果の高い土鍋は?
保温効果は土鍋の最大の特徴。これにより料理がさらに美味しくなります。
その保温効果が期待できる土鍋はなんといっても「厚み」。
また、鍋肌は粗いほうが熱を多く含み、冷めにくいそうです。
おしゃれな薄手の土鍋はあまり保温効果は期待できません。
以上、知っておくと土鍋購入の際の参考になるかもです。
一度使い始めるとなかなか手放せなくなるという土鍋。
お気に入りの逸品が見つかるといいですね。
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