七草粥の作り方と味変レシピ

七草粥の作り方と味変レシピ

1月7日は人日(じんじつ)の節句。

一般的には七草粥をいただきます。
江戸時代に始まった習慣ですが、なかなか苦手な方も多いかもしれません。

基本的レシピと苦手な方も美味しくいただけそうなレシピをまとめました。

七草粥には胃腸を休める大事な役割もあるので、食わず嫌いにならず一度ためしてみてください。

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七草粥基本レシピ

一番基本的な作り方です。
七草の量と

【材料】(2人分)
炊いたご飯 150g
水    500ml

七草
 ・すずな(かぶ) 1株
 ・すずしろ(大根) 1本
  ※大きければ適量に
 ・せり     2g
 ・なずな    2g
 ・ごぎょう   2g
 ・はこべら   2g
 ・ほとけのざ  2g
お湯 (ゆで用)  適量
塩       少々

【作り方】
1. すずしろ(大根)はあらかじめ薄い輪切りにしておきます。

2. 鍋にお湯を沸かし、そこに塩を入れ、七草をすべて2分ほどゆでます。

3. 2の七草をザルに上げ湯切りし水気を切り、適当な大きさに切ります。

4. 鍋にごはんと水を入れ、中火にかけます。

5. 煮立ったら火を弱めかき混ぜながらさらに数分煮ます。

6. 5に塩と3の七草を入れ、混ぜ合わせて火を止めます。

材料の七草はよくスーパーなどでパックになって売られています。
もちろん、すべて揃わなくてもOK。

ただし、後ほど説明しますが七草粥は正月のご馳走三昧で疲れた胃腸を休めるため、さらにビタミンを補うためとされているので、余計な具材は入れないほうがいいでしょう。

七草粥ちょっと一工夫

どうしても青臭い感じが苦手という方は少し味変してもいいかもしれません。
また、七草がちょっと手に入りにくいという方向けのレシピも合わせてご紹介します。

ただし繰り返しになりますが、胃腸に負担をかけないためにも具材は抑えてくださいね。

旨味アップの餅入り七草粥

土鍋で米から炊き、食感を変えるためにちょっとお餅を入れます。

【材料】4人分
米 2合
七草 適量
水 1400ml
塩 小さじ1程度
焼いた餅 適量

【作り方】
1. 米はあらかじめといでざるに上げておきます。

2. 鍋にお湯を沸かし、そこに塩を入れ、七草をすべて2分ほどゆでます。

3. 2の七草をザルに上げ湯切りし水気を切り、適当な大きさに切ります。

4. 1の米と分量の水を土鍋に入れ、火にかけます。(蓋はしない)

5. 沸騰したらお玉やへらなどで底のほうからかき混ぜ、蓋を少しずらしてそのままとろ火で30分ほど煮ます。

6. 七草と塩を入れ、好みで焼いた餅を加えてひと煮立たちさせたら出来上がりです。

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中華風?七草粥

青臭さが苦手はこちら。
5までは基本的な七草粥の作り方と同じです。
ただし七草は小さめに切ってください。

【作り方】
1. すずしろ(大根)はあらかじめ薄い輪切りにしておきます。

2. 鍋にお湯を沸かし、そこに塩を入れ、七草をすべて2分ほどゆでます。

3. 2の七草をザルに上げ湯切りし水気を切り、細かく切ります。

4. 鍋にごはんと水を入れ、中火にかけます。

5. 煮立ったら火を弱めかき混ぜながらさらに数分煮ます。

6. 5に七草を散らし、塩と胡椒で味を整え、ごま油を廻しかけしていただきます。

あつあつあんかけ七草粥

【材料】2人分
炊いたごはん 1膳分
七草 適量
人参 適量
昆布だし 適量
塩  少々

◆あん
水 200cc
鰹節 一掴み
みりん 大さじ1/2
薄口醤油 大さじ1/2
片栗粉(水) 小さじ2(大さじ1)
佃煮等 適量

【作り方】
1. 七草を洗って適度な大きさに切ります。
  七草の根菜部分とにんじんは薄切りにします。
  
2. 鍋に1の根菜部(葉を除いた部分)とごはんを入れて昆布だしで煮ます。

3. ごはんがやわらかくなったら塩を加え、かき混ぜます。

4. 七草の根菜以外の部分を3に加え、しばらく煮てから火を止めます。

5. 別の鍋であんを作ります。鍋に水を鰹節を入れ火にかけます。
  2~3分したら鰹節を取り出し、薄口醤油を加え、水溶き片栗粉を廻しいれてとろみをつけます。

6. 4の粥に5のあんをかけていただきます。
 お好みで佃煮などを加えてください。

どれも基本の七草粥にちょっとしたアレンジを加えたものです。

七草粥を食べる意味

春の七草

七草粥は1月7日の人日(じんじつ)の節句に食べるもの。

7日に七草粥を食べることで長寿や無病息災を願うとされています。
現在ではお正月にさんざん飲み食いした胃腸を休める意味合いも込められていると言われています。
昔は特に不足するビタミンも補給できるとされていました。

春の七草を入れるのが基本。春の七草は「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」を指します。昔は1月6日に野山で「若菜摘み」を行い、そこで採取した野草をおかゆにしました。

せりは食欲増進。なずなは解毒作用、すずな・すずしろは消化作用などの効能があります。

ちなみに平安時代には7種類の穀物を入れた「七種粥」だったそうです。

現在でも地方ごとに異なり、東北では納豆汁をいただくところもあります。

自分好みの節句の行事食を探しても楽しいかもしれませんね。

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