土鍋で新米を炊くと、もう止まらなくなりますが、それは炊き込みご飯も同じこと。
お米も具材もふっくらと炊けるので、ついつい食べ過ぎてしまいます。
また、炊飯器ではできにくいお焦げもたまりませんね。
今回は土鍋でつくる2合分の炊き込みご飯の作り方特集です。
2合炊きに適した土鍋
ごはん炊き専用の土鍋である必要はありません。
ですが、ご飯炊き用は形状的にお米の炊き加減にがムラができにくく、深さもあるので炊き込みご飯などにはおススメです。
内蓋付きのものは圧力が一定にかかるのでご飯もふっくらモチっと仕上がります。
ご飯炊き用の土鍋を使う場合、お米のみを炊く場合より当然カサが増します。
水を入れたときに総容量の6~7割以下くらいになるのが目安です。
2合分の炊き込みご飯の場合は3合炊きの土鍋のほうが安心ですが、いくつも要らないですよね。
2合炊き用に一杯具材を入れると、吹きこぼれなどの原因になりますので、炊き込みご飯の具が多いと感じる場合は少し量を調整してください。
私もたまに蓋が持ち上がってしまうほどカサが増えてしまうことがあります。
土鍋でお米を炊くとき、吹きこぼれさせないコツはしっかりお米に水を浸透させておくことです。
ただ、炊き込みご飯の場合は調味料や具材の水分もあるので、お米を浸透させたら炊くときの水の量を気持ち少なくしたほうが吹きこぼれにくくなります。
こちらもぜひご参考ください。
> 失敗しない土鍋ご飯1合炊きのコツ
> 一人分でも美味しい土鍋料理6選
土鍋で作りたい炊き込みご飯
土鍋でご飯を炊くともっちりとした食感になります。
それが苦手という方は水を少し減らすなど調整してみてください。
きのこの炊き込みご飯
きのこは秋はもちろんのこと、一年中楽しめる食材です。
好みのきのこを入れてもまた美味しくいただけますね。
【材料】
米 2合
しいたけ 3個
ぶなしめじ 80g
舞茸 80g
鶏もも肉 150g
A
酒 大さじ3
薄口しょうゆ 大さじ2+1/4
みりん 大さじ1+1/2
だし汁
いろどり
にんじん 適量
三つ葉 適量
【作り方】
1. にんじんはいろどりなので型抜きなどして塩ゆでしておきます。
しいたけは薄切りにし、鶏もも肉は角切りにします。
ぶなしめじとまいたけは石づきを切り落とし、ほぐしておきます。
2. 米をといでざるにあげ、水気をきります。
3. Aの調味料をあわせ、さらにだし汁を加えて400mlにします。
4. 土鍋に米を入れ、しいたけ・まいたけ・ぶなしめじ・鶏もも肉をのせます。
その上から3を注ぎ入れます。
5. 蓋をして強火にかけ、沸騰してきたら弱火でさらに15分かけます。
6. 火を止めて15分くらい蒸らしたらざっくり混ぜ、にんじんや三つ葉を飾ります。
鶏肉の炊き込みご飯
鶏肉ときのこの定番炊き込みご飯。
【材料】
米 2合
しめじ 1/2袋
えのきたけ 1/2袋
しいたけ 1個
生姜 1かけ(約20g)
鶏むね肉 100g
A
水 400ml
醤油 大さじ2
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
小ねぎの小口切り 2本分
【作り方】
1. 米はといで、水に30分ほど浸けておきます。
2. しめじは石づきを切り落としほぐします。
えのきは同じく石づきを取り、半分に切ってほぐします。
しいたけは薄切りにし、生姜は千切りにしてます。
鶏むね肉は2センチ角くらいに切ります。
3. 米の水気を良く切り、土鍋に移してAを入れて蓋をし、強火にかけます。
沸騰したら弱火にしてさらに15分。
火を止めたら10分ほど蒸らしてざっくりかき混ぜ、食べるときに小ねぎの小口切りを振りかけてます。
鮭の炊き込みご飯
鮭の旨味たっぷりの炊き込みご飯。
おにぎりなどにしてもいいですね。
麺つゆを使うので、合わせ調味料も不要です。
【材料】
無洗米 2合
生鮭 2切れ
しめじ 30g
めんつゆ(ストレート) 150ml
水 150ml
三つ葉 1束
料理酒 大さじ1
【作り方】
1. 米は水に浸けておき、1時間ほどしたらざるにあげて水気を良く切っておきます。
2. 鮭は酒をふり、5分ほど置きます。
3. しめじは石づきを切り取り、ほぐします。
三つ葉は適当な長さに切っておきます。
4. 土鍋にお米・めんつゆ・水をいれて軽くかき混ぜ、鮭としめじをのせます。
5. 蓋をして強火にかけます。
沸騰したら火を止めて5分ほど蒸らします。
6. 鮭をほぐしながらかき混ぜ、三つ葉をちらしていただきます。
ツナとひじきの炊き込みご飯
ひじきは水でもどすとき、説明書き通りの時間だと長すぎます。
洗う程度に水を通すくらいでOKです。
材料が少ないのもうれしいですね。
【材料】
米 2合
水 400cc
芽ひじき 8g
ツナ缶 30g(1/2缶)
醤油 大さじ1.5
塩 小さじ1
【作り方】
1. お米を洗い分量の水に1時間浸します。ひじきは水洗いして戻す。
ひじきは完全に戻す必要はありません。
2. 浸したお米を水ごと土鍋に移し、醤油、塩を加えて軽くかき混ぜ1のひじきとツナを入れます。
3. 13分位強火にかけ、沸騰したら弱火にしてさらに12分。
火を止めたら15分蒸らします。
4. 蒸らし終わったらかき混ぜて器に盛ります。
なすと豚ひき肉の炊き込みご飯
炊き込みご飯としては珍しい組み合わせ。ありきたりな炊き込みご飯に飽きたら試したいです。
【材料】
米 2合
水 400ml
なす 2本
油揚げ 1枚
豚ひき肉 100g
鰹節 30g
醤油・みりん 各大さじ2
塩 小さじ1
小ねぎ 2本
【作り方】
1. 米は研いだ後、ざるにあげ30分ほど置きます。
2. なすはヘタを取り2センチ幅のいちょう切り、油揚げは短冊切りに切っておきます。
小ねぎは小口切りにしてください。
3. 土鍋に米と水、醤油とみりん、塩を入れ軽く混ぜます。
4. さらに3に鰹節、豚ひき肉、油揚げ、なすを入れ、ふたをして強火にかけます。
5. 12~14分くらい、沸騰してきたら弱火にしてさらに5分。
火を止めたら15分ほど蒸らします。
6. ざっくり混ぜ合わせ小ねぎをちらしていただきます。
アサリの炊き込みご飯
アサリの旨味がたっぷりの炊き込みご飯です。
【材料】
あさり(殻付き)100~150g
米 1合
もち米 1合
ごぼう 5~6センチ
にんじん 3~4センチ(1/3~1/4本分)
こんにゃく 30~50g
きのこ類 50~75g
しょうが 1片(小)約10g
刻み昆布 10g
A
だし汁 1・1/2カップ
酒 大さじ2
しょう油 小さじ2
砂糖 小さじ1
みりん 小さじ1
氷 2~3個
【作り方】
1. 米ともち米をあわせて研いで30分ほど水に浸したらざるに上げ10分以上水切りします。
2. アサリはバッドやボウルなどに入れ、そこに熱湯1カップ(分量外)と塩小さじ1強(分量外)を入れます。
新聞紙などをかぶせ、15分置きに熱湯と塩を入れ替え砂抜きをします。
アサリが砂をはかなくなったら流水で洗います。
3. ごぼうをささがきにし、水に3~4分浸します。
にんじんとこんにゃくは細切りにし、生姜は千切り、きのこは石づきを切り取りほぐします。
4. 1と2と3、さらに刻み昆布とAを土鍋に入れ、そこに氷を2~3個入れて蓋をせずに強火にかけます。
5. 沸騰したら土鍋の蓋をし弱火で13分炊きます。
6. 炊けたころに火を止め、10分くらい蒸らし、ざっくりかき混ぜて器に盛りつけます。
サンマの炊き込みご飯
旬をむかえたらぜひ作りたい炊き込みご飯。
秋口にほっこりしたいですね。
【材料】
秋刀魚 2尾
かつおだし汁(濃いめ) 100cc
醤油・生姜 少々
薄口醤油 小さじ2
米 2合
塩 小さじ1/4
薬味(シソ・みょうが・三つ葉・胡麻・のりなど〕
すだち 2個
【作り方】
1. 秋刀魚を2枚開きにし、生姜・すだち・醤油をあわせたものに5分ほど浸けます。
2. 1の秋刀魚をコンロで焼きます。(焼きすぎないように)
3. 土鍋に洗った米とだし汁、調味料を加えて焼いた秋刀魚をのせ、蓋をして強火にかけます。
4. 沸騰したら弱火にして10分。火を止めて15分蒸らします。
蒸らす際は蓋の下にタオルをかませます。
5. 蒸らしたら具材を混ぜ、また蓋をします。
6. お好みの薬味を散らしていただきます。
土鍋で炊くとお米も具材もふっくら仕上がります。
お焦げもごちそう♪
ですが、直火はどうしても焦げ付きやすいので火加減は注意してください。
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