ぬか漬けの作り方とぬか床の手入れ法

ぬか漬けの作り方

ぬか漬けは乳酸菌のほかにも、ビタミンや酵素、食物繊維など豊富。
さらに「腸活」にももってこいなので、若者中心に近年見直されているようです。

ですが何と言っても毎日の手入れができるかどうかでなかなか手が出せない!
そんな方に今回はもっと身近にぬか漬けを楽しむための手軽な手入れ法からおススメキット、さらにぬか漬けを美味しくいただくためのおススメの食べ方もご紹介。

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面倒いらずカンタンぬか床キット

ぬか床キットとは密閉式のポリ袋に入ったぬか。
すでに発酵させてあるので、封を開けたらすぐに野菜を入れ冷蔵庫に10~20時間くらい寝かせればぬか漬けができるというもの。
ぬか床のように毎日のかき混ぜや温度管理は不要なので、「ぬか漬け毎日食べたいけど管理が面倒。」という方にはぴったり。

私もぬか漬けが大好き。
たまにスーパーでぬか漬けセットを購入するのですが、いつもは置いていない。

好きなときに食べられれば。。。
と思い、無印良品から販売されている「発酵ぬかどこ」を購入しました。

無印良品のぬか床キットを使ってみた

無印良品「発酵ぬかどこ」

さて、さっそくだいこんときゅうりを漬けてみる。
開封直後はぬかが固く、なかなか全部埋まってくれませんでした。
パックの裏には特別な漬け方は記載していないので、ぬかに野菜を埋めこみしっかりジップして冷蔵庫へ。

本来、ぬか床は20~25℃が適温なので冷蔵庫へは入れません。
温かくなりすぎず、寒すぎないところへぬか床を常に移動させたりするそうです。

大変ですよね。
その点、このぬか床キットはすでに発酵させてあるので冷蔵庫でOKなのです。

楽しみ~。

さて翌日、さっそくきゅうりと大根を取り出し食べてみました。

「しょっぱい!さらにすっぱい!」

塩味と酸味がやたらに際立ったぬか漬けに正直「無理ー!」と思ってしまいました。

キットでも好みのぬかにするにはてこ入れが必要

無印良品のぬか床を調整

どうやら、好みのものにするには少々てこ入れが必要なようです。
「漬けているうちに味も馴染む。」と口コミサイトにはありましたが、そんなに待っていられません。
しかもこんなにしょっぱい漬けもの、毎日食べたくないです。

キットを買ってきたのはすぐにぬか漬けが食べられるから。
すぐに自己流で調整してみました

ぬか床を作るときに入れる昆布やかつを節、唐辛子などを入れました。
パックには酸味が気になるようなら薄皮を取った卵の殻をくだいて混ぜると記載していたので、それも入れました。

1晩寝かせてから再度野菜を浸けると、驚くほどマイルドになっていましたよ。
すこし捨て漬けもしてみると固かったぬかも柔らかくなり浸けやすくなりました。

一晩であんなにしょっぱく漬かった野菜が一晩くらいではちょっと塩分控えめの漬けもののようです。
ぬかってちょっとことで味が変わるんですね。

口コミでは私と同じような意見のものもあれば、そのままで十分満足といったものも。
漬けものって本当に好みの味ってあるんですよね。

私は深漬けが苦手なので酸味のある漬けものがダメですw
ぬか漬けの酸味の原因は乳酸菌なので、卵の殻のカルシウムによって中和されます。

無印良品の発酵ぬかどこは1kg890円。失敗してもそんなに痛手にはならない金額です。
思いきって自分好みのぬかづくりに挑戦してみてください。

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探せばもっと安いぬか床キットがありますのでそちらで試してもいいかもしれませんね。

本来のぬか床の手入れ法

キットを使わない場合は基本的に毎日かき混ぜ空気を含ませる必要があります。
底のほうからしっかりかき混ぜます。

ぬか床は

  • かき混ぜ過ぎない
  • 放置しすぎない
がポイントです。

かき混ぜ過ぎると酸素が増えすぎ、乳酸菌が増えにくくなります。
ただし酵母は空気を好みます。

そのため、適度なかき混ぜが必要になります。

水が出てきたらキッチンペーパーなどで吸い取るのもいいですが、そこにはうまみ成分も含まれているので10センチ角くらいの昆布を底に敷きます。
昆布が水を吸ってくれ、さらに昆布からも旨みもでるので一石二鳥。

産膜酵母と呼ばれる白いカビのようなものが出てきたらその周辺を取り除き、しっかりかき混ぜます。
シンナーのような臭みがあるので一度野菜くずを捨て漬けすると匂いも取れます。

美味しいぬか漬けの作り方

浸ける野菜はきゅうり・にんじん・だいこん・なすが一般的。

きゅうりなら洗ってそのままぬかに埋めます。
にんじんは皮をピーラーでむき、縦に半分、さらにその半分を縦に1/2~1/3に切ってぬかに埋めます。
大根も適当な長さに切って皮をピーラーでむき、縦に半分、さらに半分さらに1/3と細長く切ってぬかに埋めます。

キットの場合、ぬか床と違って深さもさほどないのであまり一度に多くの野菜を漬けられません。

無印良品の発酵ぬかどこの場合。

きゅうり2~3本
12~18時間
かぶ 4~6個
22~32時間
だいこん 5㎝長さ縦1/4
18~24時間
なす 4~6個
16~24時間

変わり種でいうと
アボガドやトマトおくらなど、さらに固めにゆでた卵といったものも。

どれも1日くらい漬けると美味しくいただけるようです。

トマト そのまま 12~24時間
ゆで卵 殻をむいて 12~24時間
アボガド 皮のままでもOK 24時間

アボガドは少し長めに漬けて軟らかくし、潰してディップにしても美味しくいただけます。

ぬか漬けがあまったら

漬けすぎたり、ちょっと古漬けになってしまったぬか漬けはひと手間加えるとさらに美味しくいただけます。

ぬか漬けのしょうがあえ

ぬか漬けを細かく角切りにします。
それをごはんの上にのせ、さらにすりおろしたしょうがとすりごまをかけちょっと醤油をたらしてかき混ぜていただきます。

大根きゅうり和え

【材料】
大根 6~7㎝
塩 少々
きゅうりのぬか漬け 1本
ミョウガ   1/2個
かつお節   3g
オリーブ油  小さじ2
しょうゆ   小さじ1

【作り方】
1.大根は皮をむいて縦半分に切り、さらに薄切りにして塩少々でもみます。
 きゅうりは厚さ5ミリの斜め薄切りにする。ミョウガはみじん切りにしておきます。

2.大根がしんなりしたら軽く水洗いし、水気をよくきります。
 大根、きゅうり、ミョウガをボウルに入れて混ぜ、さらにオリーブ油、しょうゆを加えてよく和えます。

3.かつお節を加えてサッと混ぜ、器に盛りいただきます。

酸味の強いぬか漬けをサラダに

【材料】
きゅうりのぬか漬け 1/2本
人参のぬか漬け   1/4本
マカロニ      1/2袋
オリーブオイル   少々
ハム        4枚
マヨネーズ     適量
ブラックペッパー  少々
砂糖        少々

【作り方】
1. ぬか漬けを薄切りにします。ハムは細かく切ります。

2. マカロニを茹でてオリーブオイルにからめ粗熱を取ります。

3. 1と2をあわせ、マヨネーズ、砂糖、ブラックペッパーであえます。

わかめとぬか漬けのナムル

【材料】
にんじんのぬか漬け
戻した乾燥わかめ
ごま油
ニンニクのすりおろし

材料を適度に切って混ぜるだけ。
カンタンでクセになる味です。

ぬか漬けは乳酸菌豊富で腸活にも適した健康発酵食品として見直されています。
なんていっても美味しいですよね。
ぬかの味がどうしても無理という方もいるかもしれませんが、自分好みの味につけてちょっとアレンジ料理を楽しんでみるのもいいかもしれません。

日本の食。

一度見直してみませんか。

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