着物着たい どこで習う?着付け教室選ぶポイント

着付け教室の選び方

着付けはどこで習いますか?

女性が着物を着ようと思った時にまっさきに当たる壁。
調べれば調べるほど着付け教室は多種多様。
自分ではなかなか選べないと言う話も多く聞きます。

着付けを習いたい方のために。
教室選びのポイントと注意点をご紹介。

参考になればうれしいです。

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着付け教室選ぶ前にやること

「着物を自分で着れるようになりたい。」
その目的は当然です。

では「なぜ着物を着れるようになりたいのか。」
しっかりと目的を確認してください。

着物を着ようと思った理由はそれぞれかと思います。
「お稽古で始めたお茶。お茶会に行くことになった。」
「最近友人が着物を着るようになり、一緒に着物でお出かけしたいと思った。」
「母からもらった着物を着たい。」
「友人の結婚披露宴や同窓会、大人の女性として着物で参加したい。」
などなど。

理由は様々です。
あなたはどれですか?

まずはあなたが「着物を着れるようになりたい理由。」「着物でどこに行きたいのか。」を明確にしてください。
そのわけは次にご説明します。

着物教室のカリキュラムは幅広い

着物を着れるようになりたい理由を明確にするわけは教室によってカリキュラムが様々だからです。

着物の知識がまったくない方(当然これからという方ばかりかと思いますが)からすると、あまりピンとこないかもしれません。
ただ、目的が変われば着る着物が変わり、当然帯が異なり、結び方が違ってきます。

「着物を自分で着られるようになる」を前提に「どこに最終目的をおくか」で教室選びも変わってきます。

例えばですが、「お茶会」や「結婚式」などフォーマルな場では袋帯による二重太鼓と呼ばれる結び方の取得が必須になってきます。
中には基本コースに二重太鼓が含まれない場合もあります。
(着付け学校には段階にステップアップコースがあります。)

自分で着物を着れるようになる目的が確認できたら、自分にあった教室選びを始めましょう。

これだけある着付け教室

ここでは具体的な学校名・教室名は出しませんが、どんな形式の着付け教室があるのか紹介しておきます。
それぞれのメリット・デメリットは後で記載します。

着付け専門学校

テレビCMなどでやっているものですね。
○○着物学院といった名前が多いです。

学校によって異なりますがカリキュラム制度で「基本コース」「着付け師コース」目的別で分かれるようになっています。
大体は6~12回コースです。
一度にある程度の人数の生徒に何人かの先生が付き、一斉に実践していく感じですね。

レッスンの日程は選べたり、予め設定されている場合もあります。

入学タイミングもあるとろもあるのでそこも確認が必要です。

個人着付け教室

基本的に先生は一人。その先生がその人にあった内容で教えてくれます。
割と自由が効き、中には10回と予め決められているところも。
完全自由なパターンは受講者が覚えたら終了というもの。
早い人なら3~4回で終了も可能。

カルチャースクール

よくある自治体主催のスクールです。
着付けの資格を持つ方が派遣され、参加者みんなで習うやり方です。
レッスン回数と日程は予め決まっている場合が多いようですが、地域によっても異なるのでお近くの情報をチェックしてください。

呉服屋

チェーン店なら大抵は教室を開催しています。
町の呉服屋さんでも、月一くらいのペースで開催しているところもあります。
大抵はチケット制で数回で一通り着られるようなイメージですね。

最近ではリサイクルきものショップなどでもチケット制で教えてもらえるところがあります。

値段もバラバラで回数も決まっているところがあれば、ある程度マスターしたら終了となるところも。
選ぶポイントは次にご紹介します。

着付け教室選ぶポイント

さて、巷では探せば「こんなに?」と驚くほど着付け教室があります。
内容も料金も様々です。最初の自分の目的をしっかり確認したうえでの選び方のポイントをチェックしてください。

1.自分に不要な内容のレッスンはない?

大手の着付け学校に多いですが、着付けだけでなく教養レッスンもカリキュラムに入っていることも。
着物の知識は確かに必要です。着物と帯の組み合わせはもちろん、着物は洋服より「格」というものを重視しますので、TPOがものすごく厳しくなってきます。
かといって、それらすべてカリキュラムに入っていると、当然高くなってきます。
それらのことは本などで調べるか、どうせなら学校で学ぶとするのか見極めてください。

2.全カリキュラム○回制?

個人の着付け教室でも着付け学校でも「○回」と予め決められている場合があります。
学校では予め第1回レッスンはこれ、2回目レッスンはこれと決められていることが多いですね。
個人の場合、もし早く着付けをマスターしてしまったら残りの回数は復習かさらにうえのステップの帯の結び方をやりますといったところも。

要りますか?その復習って・・・。
着物は習うより慣れろと言われています。着方さえ分かればあとはどれだけ慣れるか。
4回で着れるようになったらそこで終了が理想と個人的には思います。

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また、10回を超えると終了までにかなりの期間になります。
本当にそれだけ通いきれるのかよく見極めてください。

予めレッスンの日付が決まっている場合、都合が悪くなって欠席せざるを得なくなった場合振替は無料でできるのかどうかもチェックです。

3.着物は自前か借りるか

中には着物・帯無料レンタルをうたっているところもあります。
そして自前の着物がないとなると買わされるということも。
着物は着付けを習ってから、という方も多いかと思いますができれば1枚事前に持っておくことをおススメします。

理由は家で復習できないから。

帯の締め方を習ったその日から次のレッスンまで着物に袖を通すこともなく、次のレッスンで覚えていられますか。

大抵は忘れます。

さらに借りた着物でレッスンを行い、すべてのカリキュラムを終了したら学校は終わり。
次に着物を着るときはいつになると思いますか?
大抵はそのまま時間が過ぎ、いざ着ようとすると分からなくなっていることばかり。

「どんな着物を買ったらいいのか分からない。」
ならばリサイクルショップに行き、
「着付けをこれから習う」「今後こんなところに着物を着て行きたい」「自分のサイズが分からない」
といったことをすべて店員さんに伝えると採寸してくれ、アドバイスしてもらえます。
リサイクル着物は仕立て上がりのため、ジャストのサイズはないかもしれませんが、一から仕立てるのは今後の楽しみにとっておいてまずは着物に慣れるためのファースト着物と割り切ってしまいましょう。
価格はピン切りですが、安いものだと2万円台からあります。

4.料金はどこまで入っている?

チケット制の場合は1回いくらという形になっていて、通った回数だけ料金が加算されるというシステム。
1番シンプルですね。
中に厄介なのがけっこうあります。テキスト代だったり終了パーティ代だったり。
もっと謎なのが「無料」。無料ほど恐いものはありません。
確かに「着付けレッスン料」は無料のようですが結局いろいろ必要なもの、手持ちの着物では無理ですと言われ買う羽目になったなどの話も聞きます。
料金システムがしっかりしているところを。

5.何人でレッスンはうけるのか

少人数制をおススメします。

着物はけっして難しいものではありませんが、形が同じで個人個人体型が異なるので調整がなかなか難しいのです。
どうしたらちゃんと決まるのか、少人数であれば先生にすぐにポイントを教わることができます。
しかしながら大人数など聞きたいことが聞けないまま時間がたち、次には別のカリキュラムとなってしまいます。

着付け学校の場合、各回のカリキュラムは決められているのでそこは次回もう一度とは言ってもらえません。
着付け教室に通いついてけず途中で辞める人も珍しくないそうです。

6.手結びかどうか

道具を使った着付けがけっこうあります。
学校などではその道具販売も目的なので、道具も買わされますしそれで習うと手結び(道具なし)では結べなくなります。
好みに分かれますが、最初は道具なしの方法で習った方が後々応用が効きます。

以上ざっくり書き出しましたが、着付け学校などでは無料体験レッスンも用意されているのでぞれで判断してもいいですね。

着付け練習

着付け教室のタイプ別メリットとデメリット

ざっくりまとめましたので参考にしてください。

着付け学校

メリット
デメリット
・設備が整っている
・講師陣がベテラン
・着物などレンタルできるところもある
・料金が高くつく場合もある
・着付け方法に融通がきかない
・着付け以外のカリキュラムが入っている場合がある

個人レッスン

メリット
デメリット
・自分のペースで進めてもらえる
・先生によっては個人にあった着付け方で教えてもらえる
・比較的安価
・予め必要なものはすべて自分で揃えておく必要がある

カルチャースクール

メリット
デメリット
・安価・大人数制が多い
・個人の目的にカリキュラム内容が合わないことがある

呉服屋

メリット
デメリット
・安価・予め必要なものはすべて自分で揃えておく必要がある

個人的に以下のようなところがあればおススメします。

  • 少人数制
  • レッスン回数が予め決まっていない
  • 個人にあった着付け方法で教えてくれる

個人にあった着付け方法とは帯の結び方ひとつにしても、後ろに手を回せる方と身体が硬かったりしてそれが難しい方といます。
後ろに手が回せない方は先生によっては前結びで教えてもらえばいいのです。
それが教えられる人とそうでない人がいるのでそれも確認が必要です。

これから着付けを習う方にとってはわからないとこばかりですが、いろいろなところで話を聞き、できれば着物に少し詳しい方に相談してから決めることをおススメします。

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