失敗しにくい梅酒作りのコツと時期

失敗しにくい梅酒作りのコツと時期

最近はちょっとした梅酒ブーム。

なかなか市販の梅酒で自分好みの梅酒がないという方は、この機会に梅酒づくりに挑戦してみてはどうでしょうか。

失敗しにくい梅酒作り方と、作る時期について。
おうち時間が増えた昨今、チャンスですよ。

ただし作る時期は決まっています。
来る暑い夏に備えて今から準備してください。

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梅酒を作る時期

この後の作り方の章でご紹介しますが、梅酒で使用する梅は青梅。
梅干しで使う完熟の梅が出回るころでは梅酒作りには遅すぎます。

スーパーに青梅が出始めるころ、地方によりますが関東であれば5月くらいとされています。

また、ネットなどで梅を農家さんから取り寄せする場合は、出荷量に限りがあるので早めに予約をすることをおススメします。

梅酒の作り方

梅酒の作り方

さて青梅を入手したら即作り始めましょう。
梅はどんどん熟してきます。

熟してしまったら梅酒はあきらめて梅干し作りに切り替えてください。
その時はぜひこちらをご参考くださいw

> 梅干しの作り方と仕込み時期

準備するもの

梅酒作りに準備するものはこちらです。

  • 青梅 1kg
  • 氷砂糖 700g
  • 焼酎やホワイトリカー 1.8リット*
  • *アルコール度数20度以上のもの

  • 消毒した4~5リットル保存瓶
  • 竹串
  • ボウル

保存容器は1年以内に飲みきる場合はプラスチックでもかまいません。

アルコールはお好みのものでもかまいません。
日本酒を使う方もいらっしゃいますが、度数の低いものはNGです。

梅酒作りの注意事項

準備段階での注意点をあげておきます。
ひとつは法にも触れることなのできちんと確認してくださいね。

瓶の消毒

容器の消毒は焼酎や度数の高いアルコールを回し入れるか、熱湯で消毒してください。
ただしガラス瓶の場合、いきなり熱湯を注ぐと割れる場合があります。
少しぬるま湯で温めてから、熱湯を注いでください。
完全に乾かしてから使ってください。

アルコール度数

アルコール度数は必ず35度以上のものを使用してください。
酒税法によってアルコール度数が20度未満のお酒で作ることは法律で禁止されています。
これは家呑み用であっても同じです。

また、度数の低いアルコールは雑菌が繁殖しやすく、傷みやすいのも理由のひとつです。

自分好みにできる梅酒作りですが最低限のルールは守って安心安全なものを楽しんでくださいね。

1.梅酒作りの手順

準備ができたら早速梅酒作り開始です!

青梅の下ごしらえ

ボウルに青梅を入れてそこに水を入れていきます。
まずは梅のあく抜きから。
南高梅を使う場合アク抜きは必要ありませんが、普通の青梅を使う場合は水に浸けたまま3~4時間おきます。

あく抜きが終わったら一度水をすべてあけ、新しくボウルに水を入れてあく抜き済の梅を入れます。
ボウルから水があふれてもそのまま流してください。
青梅が傷つかないよう軽くボウルの中の梅をかき混ぜながら洗います。

そして水からあげたらキッチンペーパーやきれいなタオルでしっかり水気を拭き取ります。

そしたら竹串で丁寧にヘタをとっていきます。

2.容器に梅を仕込む

消毒した容器に梅を重ならないように敷き詰め、そのあとに氷砂糖を分量の1/4ほど入れます。
そのうえにまた梅を敷き詰め、氷砂糖を入れます。
このように梅と氷砂糖を順番に詰めていきます。

3.アルコールを入れて保存

梅と氷砂糖を入れ終わったらあとはアルコールを静かに入れるだけ。
しっかり蓋をして冷暗所に保存してください。

冷蔵庫は避けて、年間温度差のないところを選んでください。

たまに瓶をゆすって砂糖が均等に混ざるようにしてください。

飲み頃の目安

大体6カ月くらいから飲めます。

6ヶ月~1年が一番飲みやすいかもしれませんが、そこは好みですね。
1年以上おいてももちろん大丈夫です。
だんだんと熟成していくので、芳醇な香りと味わいになっていきます。

半年も待てない!
という方は少し熟した梅を冷凍し、それを漬けると青梅を使用するときより早めにできるようです。しかし青梅で時間をかけたものより風味が落ちるという話もありますので、そこは自己判断で決めていただければと思います。

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梅酒作りにありがちな失敗と対処法

梅酒作りにありがちな失敗と対処法
ここからは梅酒の失敗のあるあるです。

梅がカビた

一番多い失敗例です。

主な理由は「梅を洗った後に十分拭き取られていなかった」「アルコールの度数が低い」の2つです。

アルコール度が低いと梅が傷み、菌が繁殖しやすい状況になります。

梅の水分は一つ一つ丁寧に拭き取ってから容器に詰めるようにしてください。

ちなみにカビてしまった梅酒は残念ながらあきらめたほうが安全です。

泡がたっている

ガスのようなものが出てきたら発酵してきています。
発酵というと聞こえがいいですが、要するに腐ってきている証拠。

これもアルコールの度数が低いのが原因。
この場合もあきらめたほうが安心です。

また、梅が浮いていたりあきらかに梅が腐ってきたらあきらめて捨てましょう。
飲むのは危険です。

梅酒が濁る

濁るのは一概に失敗とは言えませんが、傷んだ梅を使っていたり、度数の低いアルコールを使っていたりすることにより濁った場合は、やはりえぐみも出てくるので成功とは言えないでしょう。

その場合は梅を全部取り出し、キッチンペーパーなどで漉せば飲めないこともないですが、雑菌が繁殖している場合もあるので、味に違和感があったらもうそれ以上飲まないほうがいいでしょう。

梅酒は手軽に作れるお酒ですが、一歩間違えるとやはり危険です。
一つ一つの工程は丁寧に行いましょう。

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