お茶好きの間では大人気の「八女茶」。
福岡県の特産のひとつです。
馴染のない方にとっては実のところ味はどうなの?
と思うかもしれませんね。
緑茶の渋み・苦さが苦手という方は一度は試していただきたい八女茶の特徴と魅力とは。
ぜひご参考ください。
八女茶とは
八女茶とは福岡県で生産されているお茶で、全国6位くらい。
煎茶、かぶせ茶、玉露、てん茶(抹茶)、番茶などで、玉露などが作られています。
中でも八女の玉露は高級茶葉として定評があります。
4月中旬から摘採が始まり、三番茶は8月上旬くらいになります。
(ただし三番茶まで摘む農家は比較的少ないようです)
元々、お茶の栽培として理想的な条件が整っている地域。
土壌も良いのであまおうなどの苺や米、小麦などの穀物などの栽培もさかんです。
そんな土壌で育つお茶。
玉露の生産では質量ともに現在日本一と言われ、全国茶品評会では農林水産大臣賞を何年も続けて受賞しています。特に玉露は「八女伝統本玉露」と称され、最高級の品質とされています。
玉露やかぶせ茶などは通常、摘採の2週間ほど前から布をかぶせ、日光を遮ることでお茶特有の渋み・苦味成分カテキンの生成を抑えます。
そのため、玉露やかぶせ茶は甘味が強くなります。
本来、この遮光布は他産地で化学繊維を使うのに対し。八女茶は昔ながらの技法で稲わらを使用して平均2週間くらいのところを20日間被覆しています。
また、茶の芽を少なくして葉を大きくしっかりと育てる芽重型(がじゅうがた)という芽づくりをしているため、生産量は鹿児島の知覧茶や静岡茶と比較すると少なくなります。
(ただし玉露の生産量は日本全国一位です)
国産の茶生産は、1191年禅僧の栄西が、筑前背振山に茶種を播いたのがはじまりとされています。
八女茶の発祥は、明から帰国した栄林周瑞禅師が霊巌寺を建立し、釜炒り茶の栽培・喫茶法を伝えたのが始まりとされています。
八女茶の特徴
八女茶の特徴はなんといっても「とろりとした口当たりと濃厚な甘さ」。
旨味も強く、何杯でも飲みたくなるお茶です。
私も初めて飲んだ時は結構驚きました。
普通、緑茶は高温で淹れるとカテキンという渋み(苦味)成分が抽出され、緑茶特有の味がでます。
ただ八女茶はそこそこ高い温度のお湯で淹れてもさほど渋みを感じません。
「最近緑茶って身体にいいって聞くけど、どうも茶葉から淹れたお茶って渋いし。」
という方。八女茶を一度ご賞味ください。
緑茶の概念が変わる!かもです。
玉露に定評のある八女茶ですが、中級の煎茶でもその甘味はしっかり感じます。
100g入り1,000位が目安です。
それより安いものは八女茶といえど多少雑味が出る可能性があります。
八女茶美味しい淹れ方
八女茶は淹れ方にそんなに神経質にならなくてもそれなりに旨味・甘味がでますが、八女茶ならではの風味を十二分に味わうためにはちょっとだけポイントを抑えておきましょう。
八女茶に限らず、お茶を美味しく淹れるコツは「お湯の温度」と「茶葉の量」。
【玉露】
茶葉 10g
お湯の温度 50~60℃
お湯の量 60~90ml
抽出温度 2分30秒~3分
【煎茶】
茶葉 6g(3人分)
お湯の温度 70~80℃
お湯の量 100ml
抽出温度 1分
こちらの記事もぜひご参考ください。
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