歌舞伎を観に行くのに「お弁当どうずる?」問題があります。
初めての方は「え?」となりますね。
観劇に行くのに「お弁当?」って不思議かもしれません。
みんなどんなお弁当を食べているの?
どこで買っていくの?
コンビニのお弁当とかではダメ?
イメージ湧きませんよね。
歌舞伎の幕間で食べるお弁当情報です。
初めての方に歌舞伎の幕間で食べるお弁当って?
初めて歌舞伎を観に行く方は「お弁当の準備を」と言われると驚くそうです。
お弁当なんていつ食べるの?と思うかもしれません。
そう、必ず歌舞伎には「お食事タイム」があります。
これを幕間(まくあい)と言います。
一旦幕間に入ると、歌舞伎座内の食事を予約していた方は一斉にレストランへ直行。
席でいただく人はガサガサと買ってきたお弁当を取り出し、席に座ったまま食べ始めます。
初めて歌舞伎をみる方はこの幕間に「えっ?何?」となるようですね。
それはそうですよね。
映画館でもさすがにお弁当広げる人いませんからねw。
歌舞伎座含め、歌舞伎上演劇場は飲食OKなのです。
(普通の芝居上演劇場は大抵場内は飲食NGです。)
ただし上演中は音を出さないためにも食事は避けるのがマナーです。
(水やお茶を飲んでいる方はよくいます)
歌舞伎座に持ちこむ弁当おススメ
歌舞伎座内の予約制お弁当は2,000円くらいします。
3階吉兆の月替わりの弁当なら6,000円くらいするものも。
同じく歌舞伎座内の食事処花篭は2,000~4,000円くらいです。
食事の時間は30分。
移動・お手洗いなどの時間を除くと食事タイムは20分弱になります。
せっかくなら高くても歌舞伎座のお弁当を食べたいと言う方は予約が安心です。
(後ほどご説明します。)
30分しか食べる時間がないならもうちょっとリーズナブルに済ませたい、と言う方は入場前にお弁当を買いましょう。
劇場内より安く、選択肢の幅が確実に広がります。
でもコンビニ弁当ではちょっと味気ないという方におススメの幕間弁当5選です。
ちなみに「幕の内弁当」というのはこの歌舞伎の幕間に食べるお弁当が名前の由来です。
劇場真下「やぐら」
東銀座駅直結の木挽町広場地下2階のお弁当処「やぐら」。
歌舞伎座正面入口向かって右手のエスカレーター降りてすぐ。
稲荷弁当、助六、サンドイッチや幕の内など20種くらい販売されています。
1,000円から2,000円ほど。9:30~18:00の営業。
予約は観劇2日前までとなっていますが、当日でもそれなりに品数はあります。
開演直前でなく、余裕あるくらいの時間に行ったほうが安心です。
観劇のための折り詰め弁当「木挽町辨松(べんまつ)」
歌舞伎座の晴海通りを挟んだ向いにあるお弁当屋さん。
観劇のお客さんで上演前はごったかえしています。
リーズナブルな数百円のお弁当から2,000円くらいの豪華なお弁当まで種類が豊富。
歌舞伎と共に楽しんでもらうため、大きさも席でいただきやすい大きさになっているのがうれしいですね。
なんと150年続く老舗お弁当屋さんで、作家池波正太郎も芝居見物にはここ辨松の弁当を予約したそうです。
開場直前は混むので早めに行くことをおススメします。
※木挽町辨松は2020年4月20日をもって閉店しました。
感染予防のため歌舞伎座での公演がずっと中止になっている最中の時期。
とても残念です。
歌舞伎座ご用達?亀戸升本銀座三越
歌舞伎座から程近くにある三越の地下はさすがに観劇用お弁当も取り扱っています。おススメは亀戸升本。
亀戸本店はあさり鍋などで有名な老舗料亭です。
三越開店するなり、歌舞伎昼の部を観劇予定のお客さんは亀戸升本へまっしぐら。
三越は朝10:00オープンなので、オープン同時に入り30分以内で三越をでれば十分間に合います。
手土産にも観劇にも絶品一口いなり 白金や(ぷらちなや)
一口サイズの焼きいなり寿司で有名な白金や。歌舞伎座の横の木挽町通りという細い路地を挟んだ向かいにあります。
中身のご飯は数種類あって、観劇の定番は2種8個詰合せ。
いなり8個で1,300円~1,500円くらい。
高いと思うか納得いくかは個人差あると思いますが、一度は食べてみたいテッパンいなりです。
客席で食べる場合、膝上にお弁当を広げるかたちになります。
お弁当によくあるしょうゆやソースの袋をきってかけて、その袋をゴミでまとめて、と膝上でやるには結構面倒。
蓋をあけてそのままいただけるむすびやいなりは、食べやすさからしてもおススメです。
一口サイズの天むす弁当 地雷也(じらいや)
私が観劇の際、毎回買うのがここの「月てまり」という天むす弁当951円。
一口天むすび5個にちょっとしたおかずが入った小ぶりの弁当。
観劇には適当サイズで、あきらかに観劇行くというお客さんで開店早々賑わっています。
ただ、あきらかに観劇向けなのにもかかわらず用意の数量は少なめ。
すぐに品切れとなってしまいます。
特に朝は少ないような印象があります。
昼の部をご覧の際は注意してくださいね。
歌舞伎座で予約豪華弁当
どうせなら歌舞伎座のお弁当を堪能したいと言う方はこちらをご参考に。
歌舞伎座3階 吉兆
老舗料亭吉兆のお弁当。歌舞伎座3階でいただけます。
観劇日2日前までに予約しておいたほうが安心です。
ただし直前のキャンセルはキャンセル料が発生する場合があります。
画像は年明けの季節のお弁当6,800円です。
歌舞伎座3階 花篭
幕の内弁当やお寿司などメニューも豊富。
さらに観劇10日前までにインターネットで予約を入れると特別メニューも。
予約時に清算も済ませるので当日時間の短縮にもなります。
価格帯は大体2,000円台から3,000円台。うな重は6,000円を超えます。
歌舞伎座観劇弁当【限定20食】
木挽町広場地下2階お弁当処「やぐら」(電話予約のみ:03-3545-6576)かネット申し込みが可能です。
価格は1,700円前後。早く予約すると100円引き。
限定20食なので観劇日が決まったら即予約しましょう。
こちらのお弁当は席でいただくかたちとなります。
お弁当は持ち込みがおススメ
先に描いた通り、30分の幕間にお手洗いや食事処までの移動を引くと食事時間は15分くらい。
特に女性の場合、お手洗いは長蛇の列になります。
すでに幕が上がってからこそこそと入ってくる方もちらほらいますが、演者にとっても他のお客様にとっても迷惑。
ちなみに桟敷席(劇場横一列に並ぶ高い席)のお客様は専用のお弁当があり、席に係の方が運んできてくれます。
あまりせわしくしたくないという場合は劇場に入る前に、買って持ち込むことをおススメします。
もちろん、コンビニのおにぎりやお弁当でも問題ありません。
ご自身の食べたいものを買って行ってください。
幕間は昼の部も夜の部もありますので、どちらに行くにしても必要になります。
また、いくら劇場内飲食可といっても上演中にお弁当を食べるのはマナーに反します。
ただ、30分の幕間以外の幕間(10~15分)に席でいただくのは問題ありません。
中には開場一番に入場し、お弁当を食べだす方もいらっしゃいます。
お弁当も観劇の楽しみとして、ぜひとも銀座界隈のお弁当を堪能してください。
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