福を呼ぶ節分の食べ物とレシピ

福を呼ぶ節分の食べ物とレシピ

節分はやはり家で家族で楽しむという方。

豆まいて、恵方巻食べて、あまった豆食べて、はい終わりって感じですか?

実は節分に食べると縁起が良いとされている食材はまだまだあります。

節分の豆も「福豆」と言ってとても縁起の良いものです。
これもしっかり調理して余すことなくいただきましょう。

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節分に食べると縁起の良い食べ物とは

日本全国で地方によって節分の定番の食べ物はちがっているようです。
山口県などではクジラの肉を食べられることも多いとか。

代表的なものはこちら。

なぜ豆をまく風習ができたのでしょうか。
諸説ありますが、米と同じくらい日本にとって大事な食材である豆には鬼を退治する威力があると考えられていました。

この風習は1000年以上も昔から続いていて、「魔を滅亡」→「魔滅」と語呂合わせからとも言われています。

病気は鬼の仕業と考えられていたため、豆をまいて鬼を払うという風習ができました。

恵方巻

江戸時代から続く風習ですが、関東にはいってきたのはかなり経ってからのことです。元々は大阪の商人が商売繁盛と厄除けを願って恵方の方角を向いて食べていたのが、一般家庭にも普及。
コンビニや百貨店などでも特別販売されていることから、もはや全国の節分の習慣となっているかもしれません。

恵方巻は恵方の向きを向いて。(年によってことなります)
大きくても絶対に切らず、願い事をしながら黙食することがルールです。

こんにゃく

四国などの一部の地域では節分にはこんにゃくをたべると縁起がいいと言われているそうです。

旧暦では立春前日の節分は大晦日にあたっていたので、体内の掃除をし浄化させると考えられていました。

現在でもその習慣が残っているかは定かではないですが、理にかなっていますが由来は不明です。

いわし

こちらも今あまり残っていないですが、いわしの臭いを鬼が嫌うとされていました。
昔は焼いたいわしの頭をヒイラギの枝に刺し、玄関の戸に飾って鬼を追い払っていました。

「柊鰯」と呼ばれているこの風習、今残っている地域があるのか定かではありません。

そば

江戸時代の後期頃まで続いていた風習で、今も一部で残っている地域があるかもしれません。

そばも旧暦では立春の前日の節分が1年の最後であったことから、年越しのそばを食べていました。
今はその風習がそのまま大晦日の年越しそばに引き継がれています。

そのほか、くじらを食べる地域もあるとか。
現在では入手も困難なのでどのくらい風習として残っているか不明ですが、子ども成長を願って食べられていたそうです。

定番の恵方巻レシピ

最近は豪華恵方巻を色々な店舗で予約販売していますが、お手軽に手作りする家庭もあるのではないでしょうか。定番恵方巻から変わり種まで。ぜひ家族みんなで作ってみてください。

定番恵方巻

ド定番の恵方巻のレシピです。具はお好みで変えてください。

【材料】(2本分)
焼き海苔(全形) 2枚
寿司飯  約500g

厚焼き玉子 棒状に切ったもの2本
きゅうり  棒状に切ったもの2本
かにかま  4~5本
桜でんぶ  適量
うなぎのかば焼き(市販品) 1/2枚

★干し椎茸とかんぴょうの甘辛煮
干し椎茸 2枚
かんぴょう 50cm
椎茸戻し汁 100ml
しょうゆ・みりん・砂糖 大さじ1

【下準備】
椎茸とかんぴょうの下準備は前日までに作っておくことがおススメ。

・椎茸を戻し、軸を落として5ミリ幅に切ります。
 戻し汁は捨てないでください。

・小鍋にお湯をわかしておきます。
 かんぴょうを水洗いし、塩を少しまぶして揉みこみます。
 弾力がでてきたら水洗いし、5分ほど茹でます。
 鍋からあげたら水気を切っておきます。

・きゅうりはヘタを落とし塩をまぶして板ずりし、水洗いして縦半分、さらに半分にしておきます。

・うなぎの蒲焼はレンジで30秒ほど加熱。縦長になるように切ります。

・ときほぐした卵2個と砂糖大さじ2、塩少々入れて厚焼き玉子を焼き、粗熱をとっておきます。
冷めたら棒状に切ります。

【作り方】
1. 酢飯を作ります。
 酢50mlに砂糖大さじ1、塩を小さじ1を混ぜ合わせ、ご飯500gと切るように混ぜ合わせます。

2. 鍋にしいたけの戻し汁、しょうゆ・みりん・砂糖各大さじ1を入れ、さらにしいたけ、かんぴょうを入れて火にかけます。アクを取りながら汁気がなくなるまで煮詰めます。
 汁気がなくなったら火からおろし、冷めてからかんぴょうは適当な大きさに切ります。

3. 巻きすを広げ、そのうえに海苔のざらざらな面を上にしてのせます。
 そのうえに酢飯を半量のせ、上2~3センチ残して均等に広げます。

4. 中央より手前に桜でんぶを広げ、その上に椎茸・かんぴょう、ウナギの蒲焼、かにかまをのせます。

5. 巻きすを海苔ごと持ち上げ手前の酢飯と上側の酢飯の端を合わせるように巻き込みます。
 形を整え、まきすから外します。海苔のつなぎ目を下にして置いておくと崩れにくくなります。

玄米恵方巻

1本食べる恵方巻、けっこうな量です。
ヘルシー志向の方におススメの恵方巻です。

【材料】(2本分)
・玄米ごはん 1.5合
・かにかま 4本
・厚焼き卵 棒状に切ったもの2本
・枝豆 30g
・煮た椎茸 2個分
・白ごま 大さじ1

【作り方】
1. ボウルに玄米を入れ、合わせ酢(定番恵方巻と同様)を廻し入れ、しゃもじなどので切るように混ぜ合わせ、白ゴマもまぜます。

2. 定番恵方巻と同じ要領(3~5)で具材を巻いていきます。

伊達巻きの恵方巻

伊達巻きの恵方巻

出典:macaroni

子供にも喜ばれそうな伊達巻きの恵方巻です。

【材料】(2本分)
ごはん 200g
砂糖  大さじ1
塩   小さじ1/2
酢   25cc
サーモン 30g
クリームチーズ 30g
きゅうり 30g
アボカド 1/2個
マヨネーズ 大さじ1
レモン果汁 小さじ1/2
アーモンド 10g
焼き海苔  1枚

★伊達巻き
卵 4個
はんぺん 1枚

Aみりん 小さじ2
A砂糖  大さじ2
A塩   少々
Aめんつゆ(3倍濃縮) 小さじ1

サラダ油 適量

【作り方】
1. サーモン・きゅうり・クリームチーズを棒状に切ります。
アーモンドは包丁で粗目に砕きます。

2. 伊達巻きの材料卵とはんぺん、Aの材料をミキサーにいれ、よく混ぜ合わせます。

3.フライパンに油をしき、2を流し入れます。
 蓋をして弱火で10~15分焼きます。

4. アボカドの果肉をつぶし、マヨネーズ、レモン果汁を入れて混ぜ合わせます。

5. 定番の恵方巻と同じ要領で酢飯を作ります。

6. 巻きすの上に海苔をのせ、酢飯を広げます。
  広げた酢飯の上にラップを広げ、ひっくり返します。

7. 海苔のもう一面が上になった状態で、サーモン、クリームチーズ、4、アーモンドをのせて、端から巻き上げて数分なじませます。

8. 3を海苔の大きさに合わせて切り、それで7を巻きます。
 お好みで醤油をつけていただきます。

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他の縁起の良いものを使った料理

先に記載した通り、節分に食べる縁起の良い食べ物は恵方巻だけではありません。

けんちんそば

けんちんそば

出典:にんべん

けんちん汁も縁起の良い食べ物で節分に食べられる地域があるそうです。
そのけんちん汁とそば、もちろんこんにゃくも入れましょう!
最強運の食べ物です。

【材料】(2人分)
・冷凍そば 2人前
・つゆの素 125cc
・水 800cc
・大根 70g
・人参 30g
・ごぼう 40g
・れんこん 30g
・こんにゃく 1/4枚
・しめじ 1/3パック
・豚バラ肉スライス 100g
・塩 小さじ1/2
・ごま油 適量
・長ねぎの白い部分 適量
・七味唐辛子 適量

【下準備】
・大根は皮をむいて5mm幅のいちょう切りに、人参・れんこんは同じく半月切りにします。
・ゴボウは笹切りにします。
・こんにゃくは適当な大きさにし、しめじは石づきを切り取りばらしておきます。
・ねぎは小口切りにします。
・豚バラスライスは適当な大きさに切っておきます。

【作り方】
1. 深めの鍋にごま油をひき、豚肉を炒めます。

2. 肉の色が変わったら大根、人参、ごぼう、れんこんを炒めます。

3. 全体に油がまわったらこんにゃくとしめじを加えて炒めます。

4. かけつゆを加え、強火で沸かします。
  沸騰したらアクをとり、弱火にして15分ほど煮ます。。

5. 野菜に火が通ったら冷凍そばを入れます。
 再度沸騰したら火をとめ、盛り付けます。

鰯の缶詰とこんにゃくのピリ辛炒め

こちらもいわし×こんにゃくという縁起物の掛け合わせ料理です。

【材料】
こんにゃく 200g
鰯の缶詰(醤油) 1缶(100g)
ごま油  大さじ1
酒    大さじ2
豆板醤  小さじ1
鷹の爪  1本
炒りごま お好みで

【作り方】
1. こんにゃくを1センチ角くらいに切ります。

2. フライパンにごま油をひき、1のこんにゃくを炒めます。

3. 油がまわったら鰯の缶詰を汁ごと入れます。
 鷹の爪のこのタイミングで(辛いの苦手な方はいれなくてもOK)

4. 酒と豆板醤を入れ、さらに炒めます。

5. 汁気がなくなってきたら火を止めて器に盛ります。
  お好みでごまをかけてください。

福豆を使ったおかずレシピ

まいた豆、残りは年の数だけ食べると言いますが、どうしても余りますよね。
そのまま食べても美味しいですが、いっそうおかずにしてみては。

切り干し大根と福豆の白だし煮

切り干し大根を戻せば驚くほどカンタン!

【材料】(2人分)
切り干し大根 20g
節分豆 50g
出し昆布 5cm
白だし 50cc
水 400~450cc

【作り方】
1. 切り干し大根は水で戻した後よく水洗いし、絞るように水気を切り、食べやすい長さに切ります。

2. 昆布はキッチンバサミなどで細かく切ります。

3. 鍋に白だし、水、昆布、切り干し大根、節分豆を入れて中火にかけ、煮ます。

4. ふつふつとしてきたら火を弱め、落とし蓋をして煮汁がなくなるまで煮ます。

鶏肉と福豆のオイスター炒め

鶏肉と福豆のオイスター炒め

出典:kurashiru

福豆を使ったオイスターソース炒めです。

【材料】(2人分)
鶏もも肉 200g

★下味
塩こしょう ふたつまみ
料理酒  大さじ1
片栗粉 大さじ1

玉ねぎ (100g) 1/2個
ピーマン 1個
にんじん (40g) 1/3本
福豆 20g
生姜 1片
ニンニク 1片

A料理酒 大さじ1
Aオイスターソース 大さじ1
Aしょうゆ 小さじ2
A砂糖 小さじ1
A鶏ガラスープの素 小さじ1/2

ごま油 大さじ1

【下準備】
・生姜は皮を剥いてみじん切りにしておきます。
・ピーマンはヘタと種を除き乱切り、にんじんは5mm幅のいちょう切りにします。
・ニンニクはみじん切りにしておきます。
・玉ねぎは2cmくらいの角切りにします。
・鶏肉を一口大に切りにして、★下味の材料で揉みこみます。

【作り方】
1. フライパンにごま油をひき、中火で生姜とニンニクを炒めます。
  香りがたってきたら下味をつけた鶏肉を入れ、火が通るまで炒めます。

2. 鶏肉に火が通ってきたらピーマン、玉ねぎ、にんじん、福豆を入れ、玉ねぎがしんなりするまで炒めます。

3. 2にAを加え、全体的に味が馴染んだら火を止めて器に盛ります。

節分で食べる縁起の良い料理は恵方巻だけではありません。
色々工夫して楽しんでくださいね。

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