春に続き、日本全国の陶器市が復活してきました。
まだまだ新型コロナの感染拡大の観点からオンラインでの開催にしている産地もありますが、リアル陶器市開催を決めた産地も続々と出てきました。
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2年我慢した陶器市盛り上がること間違いなしです。
この秋ぜひ足を運びたいですね。
陶器市情報と産地の焼物の特徴も合わせてご紹介。
たじみ茶碗まつり
岐阜県多治見の茶碗まつり。
この地区で作られている焼物は「美濃焼」と呼ばれています。
日本一の焼物の産地で、個人が使用する食器から店舗で扱う食器までその生産量は他の産地とは比較にならないほど。
日本屈指の暑い町、多治見市。
ぜひ熱い陶器市でお気に入りを見つけてください。
60店舗以上出店予定。
【たじみ茶碗まつり】
開催場所:岐阜県多治見市旭ケ丘10-6-33(多治見美濃焼卸センター)
日時:10月8日(土)~10日(月)予定 8:30~17:30
アクセス:JR多治見駅より東濃鉄道バス「美濃焼団地前」下車、徒歩2分
萩焼まつり
2年新型コロナで開催を見送っていた萩焼まつり。
昔から茶道具から日常使いの食器まで幅広く、根強い愛用者も多い萩焼。
長く使っているとだんだんと色が変化することもあり、器ファンを魅了させてくれます。
2022年秋のまつりは田町商店街・萩明倫学舎の2会場にわけて開催です。
色々相談できる「萩焼コンシェルジュ」も!
【萩焼まつり】
開催場所:
山口県萩市東田町84ー2 萩市田町商店街アーケード
山口県萩市江向6022 萩明倫学舎
日時:2022年10月8日(土)~10日(月・祝)
公式サイト:https://hagicci.or.jp/hagiyakimaturi/
信楽焼陶器祭り
たぬきの置物でおなじみ滋賀県信楽焼。
器は一見無骨なものが多いですが、使うほどにツヤが出、使い手独自の景色が楽しめます。
信楽焼陶器祭りはお手頃価格だったり、特典がついてたりとお得。
イベント感覚で買い物を楽しんでください。
たぬきの置物は実は縁起物ってご存じでした?
詳しくはこちらをご覧ください。
【信楽焼陶器祭り】
開催場所:滋賀県甲賀市信楽町長野1203
日時:2022年10月7日(金)~2022年10月16日(日)
常滑焼まつり
日本で一番古い焼物の産地と言ってもいいかもしれません。
愛知県の常滑焼はその土の良さから焼き締めと言われる釉薬を使わない手法が主流でしたが、最近は釉薬をかけたモダンなアイテムも多く出てきています。
急須は特に品質が高く、数万円するのも普通です。
そんな高級器が常滑焼まつりでは2~5割引きで販売。
行く価値アリです!
会場は数か所に分かれています。
【常滑焼まつり】
開催場所:
・常滑市新開町4-111(ボートレースとこなめ)
・ボートレースとこなめ会場
・イオンモール常滑会場
・やきもの散歩道会場
・とこなめセラモール会場
・市内協賛会場
日時:2022年10月8日(土)~10日(月・祝)
※ボートレースとこなめ会場は8日と9日の2日間
公式サイト:https://tokoname-event.jp/page/yakimatsuri.html
備前焼まつり
3年ぶりの開催となる岡山県備前焼まつり。
焼き締めの陶器は渋いですが、料理が盛られるとひとたび重厚な品を放ちます。
使ってこその器とはまさにこのこと。
使うほどに独自のツヤも出てきます。
登り窯で焼かれるため一点一点焼き色や模様が異なり、一点として同じものはありません。
一度手に取るとその手になじむ感覚にきっと魅了されますよ。
年々陶器市の来場者が増加傾向にあるというのも、その人気の裏付けです。
【備前焼まつり】
開催場所:
・岡山県備前市伊部地区
・備前焼伝統産業会館
・JR赤穂線伊部駅周辺
日時:
・10月15日(土曜日)9:00~17:30
・10月16日(日曜日)9:00~16:30
清水焼の郷まつり
京都最大の陶器市、清水焼の郷まつり。
こちらも3年ぶりの開催となります。
清水焼は今となっては「京焼・清水焼」と総称してよばれることが一般的になりました。
作られる地域が異なります。
清水焼はその名の通り清水寺近くの清水坂界隈で作られていた染付の磁器を指します。
昔から高級志向の華美な絵付けが特徴ですが、もちろん日常使いのアイテムも数多く作られています。
歴史がありながら原料にも技法にも縛られず、作り手の自由な発想のもと作られています。
高級でハレの日の器という清水焼のイメージが払拭されるかもしれません。
お買い得品も多数揃っているそうです。
【清水焼の郷まつり】
開催場所:山科区清水焼団地一帯
日時:2022年10月21日(金)~23日(日)9:00~17:00
アクセス:
各線「山科」駅より京阪バス29・29A「清水焼団地」から徒歩5分
各線「京都駅」烏丸中央口JRバス3番乗場より臨時直行バス(有料)
益子秋の陶器市
春の陶器市では来場者数が日本一とも言われている益子焼。
民藝ブームも重なって最近は益子焼の知名度はどんどんアップされています。
若手作家も多いため、今どきの生活になじむアイテムも多く老若男女に人気の焼物と言えます。
渋いイメージの益子焼ですが近年、益子焼独自の技法を活かしつつモダンなデザインのものが増えています。
東京からのアクセスも良いのも人気の一つです。
個人的には一番好きな陶器です!
春の陶器市に比べると期間も短く少々コンパクトですが、秋の益子はひと際風情があります。
ぜひ観光がてら足を運んでみてはどうでしょうか。
【益子秋の陶器市】
開催場所:
町内各所(城内坂、サヤド地区中心)
益子焼窯元共販センター近辺
栃木県芳賀郡益子町益子706-2
日時:2022年11月3日(木・祝)~11月7日(月)9:00~17:00(時間未定)
アクセス:
JR水戸線「下館」乗り換え 真岡鐡道益子駅下車(会場へは徒歩10分ほど)
駐車場多数あり
壺屋陶器まつり
沖縄の伝統工芸のひとつ、壺屋焼。
南国のエキゾチックな風合いが現在も人気の焼物です。
この壺屋陶器祭りに先立って壺屋やちむん通り祭り・やちむんと工芸市が11月5日~6日に開催されます。
【壺屋陶器まつり】
開催場所:
壺屋小学校
沖縄県那覇市牧志3-14-12
日時:2022年11月18日(金)~20日(日)
アクセス:
ゆいレール・てだこ浦西行「那覇空港」乗車「牧志駅」下車 徒歩1分
そのほか。まだ日程未定の産地もあります。
上記の産地も新型コロナの感染状況によっては色々変更がある可能性がありますのでマメにホームページなどで確認してください。
今年も見送るか、開催するかでなかなか決めかねているのかと思います。
情報が出次第また順次ご紹介していきます。
秋の行楽シーズン。
産地の陶磁器巡りもいいですね。
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