玉露の美味しさは格別。
その甘味と旨みが凝縮されたその味は一度味わったらまたいただきたくなります。
そんな玉露の茶葉は若い芽を使っているので茶がらもやわらかく、苦味などもありません。
しかも栄養素がギュッとつまっているので、これをいただかないのはもったいなさすぎます。
そのままでもひと手間加えても。
ぜひ玉露を隅々まで楽しみましょう。
玉露のお茶を楽しんだ後の楽しみ
緑茶の栄養素はほとんど茶葉に残っているとはよく聞きますが、渋味もある茶葉。
そんなに無理して食べたくないですよね。
でも玉露は茶がらまで美味しくいただけるんです。
一番手軽なのは軽く水分を切って、ポン酢や醤油をたらしてお浸しとして食べるのがお茶の風味そのままいただけます。
ほうれんそうのおひたしのようにかつを節をふりかけてもいいですね。
渋さ・苦味はまったくありません。
驚くほど美味しくいただけます。
もちろん、茶葉に含まれた栄養素もあますことなくまるっといただけます。
さらに美味しくアレンジレシピ5選
玉露の葉は柔らかいので、無理にやわらかくする調理をしなくても十分美味しくいただけます。
ぜひ美味しく飲んだあとは最後までその風味を味わいつくしてください。
茶がらとしらすの和え物
【材料】(1人分)
玉露の茶がら 大さじ半分くらい
鰹節 適量
しらす 大さじ半分くらい
白ゴマ (あれば)適量
醤油 小さじ1/2
【作り方】
飲んだ後の茶がらをキッチンペーパーなどで水気をとり、ボウルなどに移し、材料すべて一緒に入れ混ぜる。
玉露の佃煮
【材料】
玉露の茶がら 40g
じゃこ 適量
米油 少々
醤油 10g
みりん 10g
水または出汁汁 20g
【作り方】
1. 鍋に米油を入れ、じゃこを加えて炒める。
2. 油がまわったところで玉露の茶葉、醤油、みりん、水(または出汁汁)を加えて水分がなくなるまで煮詰める。
ごはんにのせてもお茶漬けにしても美味しくいただけます。
茶がらチャーハン
【材料】(1人分)
ご飯 茶碗1杯
チャーシュー 2枚(豚肉などでも)
メンマ 適量(あれば)
中華だし 小さじ1/2
醤油 適量
ごま油 適量
玉露の茶がら ティースプーン2杯
白ゴマ 適量
【作り方】
1. チャーシューとメンマは適当な大きさに切っておく。
2. フライパンにごま油をひき、ご飯、チャーシュー、メンマを炒める。
3. 油がまわったら中華だし、醤油を加えてさらに炒める。
4. 最後に茶がらを加えて、サッと混ぜながら炒める。
5. 器に盛り付け、ごまをふっていただく。
野菜がなくてもOKのチャーハン。
玉露の白和え
【材料】(3人分)
玉露の茶がら 40g
塩 ひとつまみ
にんじん 1/3本
木綿豆腐 80g
だし醤油 小さじ1
白ごまペースト 10g
白ごま 適量
【作り方】
1. 豆腐はよく水切りをしておく。にんじんは細めの千切りにしておく。
2. ボウルに茶葉を入れ、塩をひとつまみ入れ混ぜる。
3. にんじんはさっとゆでるか、レンジでやわらかくする。
4. 別のボウルに水気を切った豆腐とだし醤油、白ごまペーストを入れて混ぜる。
茶葉とにんじんを入れ、さらになめらかになるまでよく混ぜる。
簡単で手軽にできるうえ、栄養満点の一品です。
玉露のちぢみ
【材料】(10枚分)
玉露の茶がら 40g
じゃがいも 120g
薄力粉 30g
塩 ふたつまみ
桜海老 10g
ごま油 小さじ2
【作り方】
1. じゃがいもは皮をむいてすりおろす。
2. ボウルに1を入れ、薄力粉を加えて混ぜる。
3. 2に塩と茶葉、桜海老を入れ、よく混ぜる。
4. フライパンにごま油をひき、3の生地を一口サイズに落としていく。
5. 表面がカリッとするまで両面焼く。
そのままでも、ポン酢や酢醤油などをつけてもOK。
健康のために渋い味を無理に食べることはありませんが、玉露ならどれも美味しくいただけます。
そのほかこんなにあるの?というくらい茶葉をつかったレシピはありますよ。
茶がらに含まれる栄養素
緑茶には水溶性の栄養素が含まれますが、じつはお茶の栄養素のうち30%でしかありません。
水溶性成分70%が茶がらのほうに残っているので、これを取らないのはもったいなさすぎますね。
茶がらに含まれる主な栄養素はたんぱく質、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンE、食物繊維、たんぱく質、クロロフィル、ミネラル類などです。
玉露の茶がらの活用法
よく、茶葉を消臭剤などに再利用という話がありますが、緑茶の再利用は「カテキン」という成分によるものです。
光合成によって作られる「カテキン」は玉露には少なく、その手の再利用には玉露の茶葉は向いていません。
やはり玉露は「食べる」ための利用法を考えたほうがいいかと思います。
値段も少々高い玉露。
すべて美味しくいただいてください。
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