大人女性の浴衣選び方 格のある本格浴衣とは

大人女性の浴衣の選び方

浴衣の季節、大人女性のみなさん10代や20代に買った可愛い浴衣今年も着るつもりですか?

30歳をこえたらそろそろ大人の浴衣を考えてみては。
大人になったら似合う浴衣があります。

浴衣が変われば、実は着ていける場所が変わります。

「格」があえば、夏着物として着られるものも。

大人女子のための浴衣の選び方。
参考になれば幸いです。

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大人の浴衣の選ぶポイントとは

「地味」という意味ではありません。
では何が違うのか?
具体的に見ていきましょう。

大人浴衣ってそもそもどんな浴衣?

一言でいうと、

本格的な技法で染められた反物で作られた自分仕様に仕立てられた浴衣です。

プレタ(仕立て上がり)の可愛い色・柄の浴衣でなく、しっとりとした雰囲気の流行のないデザインの用途幅の広い浴衣です。

格安の浴衣は「染め」でなく、「プリント」です。

本染めの浴衣は柄が生きます。

和服は形が一緒。プリントというのは手染めならではのムラや柄のぶれなどがあるのですが、機械でデザイン柄を作成されたプリント柄にはそれがまったくありません。

形が一緒の和服に機械的な一切のムラのない柄と顔に独特の違和感が生じます。
適度なムラが和服に表情を与えるのです。

洋服ではそんな違和感ないけど?

そう思いますよね。
それは洋服が立体的に仕立てられているからです。
和服は平面的に仕立てられているうえ、着姿が誰も一緒。

本染めと一寸の狂いのないプリントでは違いが生じることは間違いありません。

いつまでも若いころに買った安い浴衣から脱却し、大人の浴衣美人をめざしてみませんか?

行動範囲もグッと広がります。

大人浴衣の選ぶポイント

  • 目的を決める
  • 反物から選ぶ
  • 年齢に左右されない色・柄を選ぶ

です。

え?高いんじゃないの?

もちろん、量販店などで売られている浴衣よりは高くなります。

ですが、一生ものとなります。

目的を選ぶとは「どんなところに着ていきたい」と思うか。

浴衣にも着物同様「格」というものがあります
そしてその「格」次第では夏着物として着ることができるので、ちょっとよそ行き用おしゃれ着となります。

普通の綿の浴衣はあくまでお祭りや花火大会などカジュアルの場しか適しません

自分ではなかなか選べないという方はネットで購入するのでなく、呉服屋などで実際お店に人に相談しながら選ぶのもいいかもしれません。

では浴衣の「格」についてみていきましょう。

浴衣の種類と格

実はこんなにある浴衣の種類。
その種類によって「格」が決まってきます。

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「格」があがると、よそゆき浴衣としてちょっとした食事会などにも着ていけます。
カジュアル浴衣は洋服でいうとTシャツとデニムに当たります。

場を見極めて着ていきましょう。

綿コーマ

量販店に売られている安い浴衣はこの種類に属します。
ただ、販売元がしっかりしている綿コーマと安い浴衣では先に記載したとおり「染め方」が違います。

綿コーマの場合、一から染めても仕立て上がりの浴衣と価格は大きく違いません。
どうぜ買うなら反物を選び、自分の寸法で作るのをおススメします。

綿コーマは花火大会やお祭り向けのカジュアル浴衣になります。

帯は半幅帯、足元は裸足に下駄が定番です。

綿紬(めんつむぎ)

先染めの木綿糸で織られたもの。
半幅帯でカジュアル浴衣としても着れますが、名古屋帯を合わせてよそゆき浴衣としても着られます。

名古屋帯を合わせるなら足元は白足袋を履くこと。

綿絽(めんろ)

透け感のある木綿生地。涼しげで盛夏に適した浴衣です。
半幅帯で、カジュアルに着られますが、名古屋帯でよそゆきとしても着られます。

綿縮(めんちぢみ)

ここからは本格的よそゆき浴衣。

このあたりの格から値段はあがってきますが、長襦袢・白足袋を合わせれば立派な夏着物として着られます。

奥州紬(おうしゅうつむぎ)

落ち着いた風合いで、ちょっと着物っぽい雰囲気すら感じます。
長襦袢、名古屋帯を合わせて着れば、音楽祭やホテルのレストランの食事もできます。
もちろん、その場合は下駄でなく、白足袋に草履を合わせてください。

綿紅梅(めんこうばい)

浴衣の中では格は別格。(絹紅梅になると、浴衣というより着物のジャンルに入ってきます)
こちらはカジュアルで着るより、思い切りかしこまって楽しんだ方がいいと思います。
花火大会などの屋外で飲み食いする場にはちょっともったいない代物です。

よそゆき浴衣は食事会や、美術館などにも着て行けます。
カジュアル浴衣なら花火大会・お祭りに適しています。

こちらもおススメの大人浴衣。職人技の集大成です。

浴衣の買い方

大人女子なら仕立て上がりでなく、ちゃんと自分の体型にあった浴衣を作るのがおススメ。
職人の手で作られた浴衣は着姿に差がつきます。

どこで作るか

百貨店などでは浴衣特設売り場ができていると思いますが、こちらではプレタが中心。
常設の呉服売り場では反物で販売されているので、そちらで相談してみましょう。

できれば呉服屋さんが採寸もしっかりしていますし、購入後のメンテナンスも請け負ってくれます。

浴衣で有名な「竺仙」などに直に相談してもいいですね。

仕立ては大体1ヶ月くらい。
あまり涼しげな白地でなければ9月くらいまで着れます。

ネットでの購入はできる限り避けた方がいいかもしれません。
自分の寸法が正確にでないことと、実際反物を合わせてみないと本当に似合うか分からないモノです。
(悲しいくらい好きな柄と似合うものって違うようです)

大人女性として自慢の逸品、挑戦してみてはどうでしょうか。
夏ならではの大人のおしゃれを楽しんでくださいね。

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