簡単!風呂敷エコバッグ作り方

2020年7月より国の法律に基づき、レジ袋が有料化になりました。
それをきっかけにあらためて風呂敷に注目が集まっているようです。

でも風呂敷を店頭で広げて包むなんてあまり効率的でないと思いませんか?

実は注目されているのは風呂敷で作るエコバッグ
ミシンかけなど不要!結び方ひとつで驚くほど丈夫なバッグになるんです。

面倒な包み方を覚える必要はありません。
カンタン風呂敷エコバッグの作り方・活用法のご紹介です。

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レジ袋はもういらない風呂敷おススメの理由

風呂敷は日本古来のエコバッグです。
今注目されている理由は3つ。

  • コンパクト
  • 衛生的
  • 中身が見えずおしゃれに見える

風呂敷は一枚の布なので、たためばコンパクトになります。
ある程度融通が効くのでエコバッグを使うほどでないコンパクトなもの。反対に少々大きいものでも、結び方一つで柔軟に大きさが対応できます。

また、素材の多くは綿またはポリエステルなので簡単に洗濯できます。
菌が心配な昨今も洗濯で解決できるのがうれいしですね。

また、最近は風呂敷のデザインも豊富で持っていても洒落ているものが多く出回っています。
レジ袋のように中身も見えないので見た目もすっきりします。

「混んでいるレジで風呂敷なんて広げられない」
という声が聞こえてきそうですが、予め基本の箇所だけ結んでおけばあとは購入したものを入れて持ち手を結ぶだけ。
それも面倒という方は予めバッグのかたちに結んでおけばOKです。

結ぶだけカンタン風呂敷バッグ

風呂敷バッグは専用の持ち手パーツなども販売されていますが、そういったもの使わなくても風呂敷を結ぶだけでもカンタンに作れます。

まず真結びをマスター

「真結び」って知っていますか。
結び目がきちんと地の布と一文字になる結び方です。

この真結びにすることで、どんなに重いものを包んでも結び目が重さに耐えられずに抜けてしまうといったことがありません。
むしろ重さによってしっかりとしまるので、どんなに引っ張っても大丈夫なのです。

それほど結び目がきつくしまっていても、ほどくのは簡単!
力も要りません。

真結び

1. 両端を持って、左端を上に交差させます。
1.両端を持って、左端を上に交差させます。

2.黄色を赤に巻きつけるように赤の下にくぐらせます。
 2.黄色を赤に巻きつけるように赤の下にくぐらせます。

3.黄色の端を折り曲げ、その上に赤を上からかぶせます。
3.黄色の端を折り曲げ、その上に赤を上からかぶせます。

4.かぶせた時にできた輪に赤の端をくぐらせて両端をひっぱります。
4.かぶせた時にできた輪に赤の端をくぐらせて両端をひっぱります

5.ほどくときは黄色の端を赤の端のほうにグイッともっていけばするっとほどけます。
5.ほどくときは黄色の端を赤の端のほうにグイッともっていけばするっとほどけます。

定番風呂敷エコバッグ

二か所を結ぶだけの一番シンプルな風呂敷エコバッグです。
ただ持ち手部分に二つの結び目がくるので、少々持ちにくくなります。

1. AとC、BとDをそれぞれ真結びで結びます。
1. AとC、BとDをそれぞれ真結びで結びます

2. 中にモノを入れ、結び目をまとめて持てばOK
2. 中にモノを入れ、結び目をまとめて持てばOK

しずくバッグ

予め持ち手以外の2箇所の結び目を作っておけば、買い物の量によって持ち手部分の結び目の位置を決めればいいだけ。
持ち手も最初から結んで、バッグのかたちにしておくとさらに買い物したものをポイポイ放り込むだけなので楽です。

1. 風呂敷の裏を上にして三角に折ります。
1. 風呂敷の裏を上にして三角に折ります。

2. 三角の底辺の2つ角を結びます。
2. 三角の底辺の2つ角を結びます

3. 裏返しにし、風呂敷の表面を出します。
3. 裏返しにし、風呂敷の表面を出します

4. 持ち手部を真結びにしたらしずく型のバッグができます。
4. 持ち手部を真結びにしたらしずく型のバッグができます。

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ショッピングバッグ

モノの大きさに合わせて包むバッグ。
簡単なので、風呂敷を広げるスペースがあればすぐにできます。

1. 裏を上にして風呂敷を広げます。
1. 裏を上にして風呂敷を広げます

2. DとC、AとBを少し深めに結びます。
DとC、AとBを少し深めに結びます

3. BとD、AとCを真結びに結びます。
3. BとD、AとCを真結びに結びます

風呂敷の選び方

さて、普段の買い物用のバッグに使うにはどのような風呂敷がいいのか迷いますね。

風呂敷の歴史は古く、着物などにも合わせることが多かったので古典柄が主流でしたが最近は風呂敷も人気がでてきたためデザインも豊富になりました。
若い方が洋服に気軽に持てるようなポップなデザインも人気のようです。

使いやすい風呂敷サイズは

下の画像は90センチ四方の風呂敷をバッグにしたものです。
2リットルペットボトルを入れてもまだまだ余裕です。
(これ以上入れると重たくて持てなくなりますが)

2リットルペットボトル入れた状態

風呂敷の一般的なサイズは
中巾(ちゅうはば):約45センチ
一尺三寸巾(いっしゃくさんずんはば):約50センチ
二巾(にしはば):約68センチ
二尺巾(にしゃくはば):約75センチ
二尺四寸巾(にしゃくよんすんはば):約90センチ
三巾(さんはば):約105センチ
四巾(よはば):約128センチ
五巾(いつはば):約180センチ
六巾(むはば):約205センチ
七巾(ななはば):約238センチ
となります。

普通に風呂敷として使う場合は二巾くらいが適当かと思いますが、バッグにするなら結び部分がとられるので二四巾(約90センチ)以上をおススメします

男性が持ってもおしゃれに見えるデザインも最近は出回っていますので、男性の方もぜひチェックしてみてくださいね。

素材で選ぶ

一般的には綿のものが多いですが、最近は化学繊維のものも増えてきました。
高級なものだと、絹のものもあります。

普段使いなら綿か化学繊維のものどちらか。

気軽に洗えて、清潔に使えます。

おススメ超撥水風呂敷

超撥水風呂敷

最近は防災グッズとしても注目されている超撥水の風呂敷。
なんと、バケツ代わりに水が運べるほどその撥水効果が高いのです。

雨除けの傘がさせないときや、敷きモノとしても使えるので一枚持っておくととても便利です。

この風呂敷でバッグを作れば冷たいものなどを入れてもその汗が外ににじんでくることはありませんし、反対に雨でも中まで水が浸み込んでくることはありません。

難点といえば、静電気が発生しやすいことでしょうか。

空気の乾燥した秋冬はちょっとその静電気が気になるかもしれません。

以上、エコバッグというとなんとなく所帯じみた感じになりますが、キレイなデザインの風呂敷をさっとバッグにしてというとちょっと粋に見えますよね。

最近は海外のお土産としても喜ばれる風呂敷。
包むというのは日本人ならではの風習のようです。

この機会に日本文化を振り返りつつ、ぜひ一度使ってみてください。

こちらもぜひご参考まで。
> 風呂敷の便利で意外な使い方

 

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