お彼岸って何?やるべきこととは?

彼岸とは?

お彼岸というと、漠然とお墓参りする時期というざっくりな解釈になりがちですが、本来の意味って知っていますか?

大人として、日本人として、知っておきたい彼岸の意味とやるべきこととは。

彼岸とは?彼岸の意味を知る

彼岸は年に2回、春と秋にあります。

春分の日、秋分の日を中日としてそれぞれの前後3日、計7日を彼岸の期間としています。
すなわち春分の日・秋分の日の3日前が「彼岸の入り」となり、そこから6日目が「彼岸明け」となります。

春分の日・秋分の日はその年で昼と夜の長さが同じになる日とされていますが、正確ではありません。
春分は立春から始まって4番目の節目。
通年、3月20日か21日のいずれかが春分の日とされています。

彼岸の入りは大体3月17日か18日になります。

そもそも彼岸とは?

「彼岸」とは本来は仏教からきた言葉です。
語源はサンスクリット語の「パーラミター」からきているという説がありますが、意味は「成就・到彼岸」。

つまりは「到彼岸」です。

向こう岸とも言えます。

向こう岸とは仏様がいらっしゃる岸のこと。あの世を指します。
真東から太陽が出て、真西に沈む年2回のお彼岸の中日(春分の日・秋分の日)はそのあの世とこの世が一番近づく日とされていて、ご先祖を供養するのに一番適しているとされています。

彼岸の中日を除く6日間はお釈迦様が悟りの境地に至るのに必要な六波羅蜜という6つの重要な行動に由来しているとか。
六波羅蜜とは、この世に生かされたまま、仏様の境涯に到るための、以下の六つの修行を指します。

布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧

彼岸にやるべきこと

お墓参りをする時期という認識はあるものの、本来お彼岸の時期にやるべきことってなんなのでしょうか。

  • 仏壇や仏具の掃除
  • お墓参り
  • ぼた餅をお供えし、いただく

一つずつその意味をみて行きましょう。

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仏壇や仏具の掃除

ご先祖様を供養する期間のお彼岸はいつもより念入りにお仏壇や仏具の掃除をするのが良いとされています。
春には年末の掃除にやったから、秋には年末にやるからと手をぬかず、そこはちゃんとやりましょう。
大げさにやる必要はありません。からぶきで隅々までホコリを取り除いてください。

また、お墓参りに行ったら墓石もキレイにします。

お墓参り

先にも述べた通り、お彼岸はあの世とこの世が一番近くなるため、ご先祖様の供養に適しているといわれています。

また、各寺では「彼岸会の法要」やお祭りなどが行われることもあります。
これは平安時代に始まった風習だそうです。

これは仏教の宗派のひとつ浄土教の極楽浄土は西のかなたにあるという考えが影響されているようで、春分の日と秋分の日が一番仏様のいる彼岸に通じやすいとされてきたためです。
さらにそこから彼岸にご先祖供養をすれば自分自身極楽浄土へ行けるという信念が生まれたようです。

彼岸の間におこなう仏事を「彼岸会(ひがんえ)」といいますが、これは平安時代から始まりました。
もともとは天皇の霊を供養するためのものでしたがやがて庶民にも広がり、「先祖を供養する日」となったと言われています。

また、この世とあの世が一番近くなると考えられことや、お釈迦様のお弟子さんが亡くなった母の供養をこの時期に行ったからなどさまざまな由来があります。
彼岸に入ったら何はともあれお墓参りに行ってご先祖様の供養をしましょう。

これは神道の方も同じです。
祖霊舎をキレイにし、お墓参りをします。

神社によっては中日に神事を行われるところもあるようです。

ぼた餅・おはぎをお供えしいただく

ぼた餅とおはぎ
もち米を丸くしてあんこで包んだもの。
春のお彼岸にいただくのが「ぼた餅」で秋にいただくのが「おはぎ」です。

春は牡丹の咲くころで、秋は萩の花が咲くころだからと言われています。

赤い小豆には邪気を祓う力があると信じられていたことからご先祖様にお供えし、そのあとに自分たちでいただきます。
お供えしたものには神仏の力が宿ると言われています。

お供えものとしてはそのほか特に規定はないようですが、落雁(らくがん)などもお供えすることが多いようです。

以上、お彼岸というものがどういうもので何をやるべきなのかをご紹介しました。
仏教でもお彼岸のお先祖様供養の風習は日本だけだそうです。

遠くてなかなかお墓参りに行けない方もせめてぼた餅・おはぎを作り、せめてご先祖様へ想いを馳せてみてはどうでしょうか。

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉ある通り、一つの季節の変わり目でもあります。
日本本来の文化を今一度見直したいと、私自身感じました。

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