お正月の準備 知っておきたいしつらえ

お正月の準備 知っておきたいしつらえ

よい年を迎えるためにやっておきたいお正月の準備。
さて、何から手をつければいいのか分からないというのも毎年のこと。

大みそかまでバタバタしてたり、、、。

良い年を迎えるためのお正月のしつらえはちゃんと理由もあるので、漏れがないよう事前にチェックしておきましょう。

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お正月を迎えるまでの準備

大掃除やお飾りやおせち、年賀状とお正月までにはやること盛りだくさん。
計画的に少しずつ終わらせていきたいですよね。

しかもそれぞれ終わらせるまでの期限があるって知っていましたか?
お飾りもやってはいけないこともあるんです。

大掃除

大掃除

大掃除は歳神様をお迎えするために家を清める意味もあります。
掃除はいつもやっているから、ということでなく、普段やらないところまでしっかり手を入れて清めてください。

大みそかまで大掃除にかかりきりという方も多いかもしれませんが、基本的には12月28日までにすませるのが望ましいと言われています。

煤払い(すすはらい)は12月13日にやるのが縁起が良いとされています。
ただ、煤払いは今は神社仏閣などでの行事となっていますね。

これは場を早めに清めてお正月準備にゆとりをもたす意味もあります。

お勤めの方は仕事納め前なので難しいかもしれませんが、家の数カ所を日を分けて掃除すれば最後はそんなに大変なことにはならないはず。
(とはいえ、なかなかできないんですけどね。)

お正月までに準備すべきもの

ざっくりお正月の準備すべきものをあげてきました。

  • おせちなどお正月の料理
  • 年越しそば
  • お飾り(松飾り・鏡餅など)

など。ひとつずつ準備の段取りをみていきます。

おせちなどお正月の料理

おせち料理

出典:STYLE STORE

おせち料理は買う方も多いですが、少量でも作る場合は簡単に詰められる小さめの重箱など可愛いものも多く出回っています。

お店に注文するほどではないけれど、お正月ならちょっとおせち気分を味わいたいという方におすすめ。
最近は出来合いのものを好きな量だけ買えるおせちもあるので、そういったものを自分なりに盛り付けてみるものいいですね。

おせちはそもそも正月3が日はお母さんが台所に立たなくてもいいように、大量に作って正月明け3日間はそれを家族でいただいたというもの。

12月27日:田作り(佃煮)を作る・黒豆を戻す
12月28日:黒豆を煮る・紅白なます、酢れんこんを作る・かずのこの塩抜きをする
12月29日:黒豆を煮返す・数の子を煮汁につけ込む・昆布を戻す
12月30日:昆布巻きを作る・伊達巻を作る・栗きんとんを作る
12月31日:筑前煮を作る・えび煮を作る

が理想とされていますが、ご家庭によりますね。

年越しそば

年越し蕎麦の意味は様々ありますが「蕎麦は他の麺よりも切れやすいので、一年の労苦や災厄をその年のうちに断ち切るように」「健康長寿」などの願いを込めて食べるなどが一般的に知られています。

そもそも商人の家で大みそかの大忙しの日にそばの出前を頼むことが多かったことから始まったそう。

厳密な規定はありませんが、大抵は大みそかの夜、一年の最後の食事としていただきます。

お飾り

正月飾り

歳神様をお迎えするための飾りです。
正月飾りの主なものとしては
門松・鏡餅・しめ飾りなどがあります。

松飾りは歳神様が門松を目印に降りてくるという言われがあります。
鏡餅は歳神様への御供え物。
しめ飾りは「注連飾り」と書きます。不浄なものを遮るしめ縄から飾りものが増えたとされています。

御札の準備

神棚がある家や、御札を高い位置に飾っている家もあるかと思います。

この御札、煤払い(12月13日)に神棚や飾っている場所をキレイしたら新しい御札を飾るというのが基本。

古い御札はいただいた神社にもっていって気持ちのお炊き上げ料と一緒にお返しします。
そのとき新しい御札をいただいてください。

ただ、御札の交換に関してはそんなに決まりがあるわけでもないようですので、できる範囲で行えばいいと思います。

このほか。お年玉用ぽち袋やお金の新札の準備などがあげられます。

基本的にはおせちや年越しそばを除き、新年の準備は12月13日~28日までに終わらせるのがよしとされています。
仕事納めもしていないのに~という声が聞こえてきそうですが、計画的に少しずつ進めてまいりましょう。

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お正月のしつらえ

意外と知らない正月のしつらえのポイントもあるかもしれませんよ。

お正月飾り

正月飾りは先にあげた通り、門松(松飾り)やしめ飾り、鏡餅などを指しますが、これらは28日までには大掃除を終え、飾るのがよしとされています。。

29日は「二重の苦」を連想させることで「苦飾り」とも呼ばれ、この日はNG。
また、大みそかも「一夜飾り」といってタブーとされています。

この日に飾ることになりそうな場合は大掃除が終わってなくても飾りだけしておくか、30日に飾るようにしてください。

門松(松飾り)や鏡餅はもちろんのこと、新年は「新しい紙」からとも言います。
「神」や「上」とかけているそうですが、置物やお飾りの下に敷く紙は和紙を角を揃えて折って、輪を手間にして敷きます。
赤い縁取りになっているものなら一層ハレの日の装いとなりますね。

また、蓬莱飾りといった床の間に飾るものもあります。

三宝の上に洗い米を敷き、ウラジロ、ユズリハ、松竹梅、お餅、橙、 干し柿、ホンダワラ、伊勢えび、熨斗あわび、勝ち栗、昆布等を飾ったものです。

お正月のお飾りをすべてやろうとすると大変です。
どこか一カ所でもいいので、歳神様をお迎えする心つもりで丁寧におこないましょう。

正月飾りはいつからいつまで?

正月飾りは基本的に12月28日には飾るというお話をしました。

それではしまうのはいつになるのでしょうか。

松飾りやしめ飾りは松の内まで。
地域によって異なりますが、1月7日までとされているところが多いようです。
(関西では1月15日だったりします)

飾りっぱなしにせず神社に持って行き、「どんど焼き」で始末してもらいます。

また、鏡餅は1月11日の鏡開きの日に小分けにしてお汁粉や御雑炊にしていただきます。

カレンダーで追う正月の準備

結局は何をいつまでに行えばいいのか分からなくなりますよね。
簡単に表にしましたのでご参考ください。

12月13日煤払い
12月25日元旦に届くよう年賀状投函はこの日まで
12月27日おせち料理仕込み開始
12月28日大掃除とお正月飾りはこの日まで
12月31日年越しの祓・年越し蕎麦

大みそかの「年越しの祓」とは神社に設置される茅(かや)で作られた「茅の輪」をくぐり、その年の不浄やけがれを落とし、新年を迎えるというものです。

人型の白い紙に自分の住所と名前、生年月日を書いて息を吹きかけ、けがれを移して神社に御払いしてもらう儀式もあります。

よく茅の輪くぐりを新年の初詣のときにやりますが、大みそかにやるのが本来の形。
6月30日は「夏越の祓」といって半期分のけがれを落とします。

茅の輪くぐりのやり方は以下をご参考ください。

茅の輪くぐり

あらためて見直すと、お札を納めるタイミングなど、意外と知らないことってありますよね。
なかなか日付通りにはいかないとは思いますが、、、。

準備万端で気持ち良く新年をお迎えください。

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