近年何かと話題になる日本全国魅力度ランキング。
比較的北関東が下位に集中している傾向で、当然最下位も北関東どこかの県になるようです。
個人的にはなぜ?と思うところもあり、各県をもう一度見直しててみました。
今回2020年最下位(2021年44位)の栃木県について改めて調べてみました。
栃木おススメ観光スポット
今更のスポットもありますが、栃木県を見直すためにも欠かせないところばかりです。
人気度の高い順にご紹介します。
日光東照宮
徳川家康を祀る「日光東照宮」。
世界遺産にも登録されており、国内外から一年中観光客が絶えません。
家康を祀るため徳川三代将軍家光が建造したとされています。
絢爛豪華な社寺の境内には55棟の建造物があり、その中には8棟の国宝と34棟の重要文化財。
パワースポットとしても知られていて、若い女性も多く訪れています。
美しい彫刻や歴史ある建造物。
どこをとっても欠くことのない魅力たっぷりの栃木県人気ナンバーワンの観光スポットです。
詳しくはこちらでもご紹介しています。
> 日光東照宮の見どころ
電話:0288-54-0560(代)
時間:8:00~17:00 (11~3月は16:00まで)
アクセス:【電車】JR・東武「日光」駅より東武バス中禅寺温泉または湯元温泉行き「神橋」停下車徒歩約8分
【車】日光宇都宮道路「日光」ICより約5分
公式サイト:http://www.toshogu.jp/
華厳ノ滝(けごんのたき)
日本三大名瀑の一つ。四季により水量も異なるため、周りの景色もあいまって様々な姿を見せてくれます。
改めて見ると、通年で観光客で賑わっているスポットばかりなのですが、もしかするとこれらのスポットと「栃木県」という県名が紐づいていないのかもしれませんね。
97メートルの高さの滝は圧巻で、何度見ても飽きることはありません。
水は中禅寺湖から流れていて、落ちる水の量は平均毎秒2トンと言われています。
春は新緑、夏は涼を求めて、冬は華厳ノ滝の周りの小滝が凍る現象が見られます。
営業:3月~4月 9:00~17:00 5月~11月 8:00~17:00 12月~2月 9:00~16:30
料金:エレベーター往復 大人570円、小学生340円
アクセス:JR・東武日光駅より東武バス中禅寺温泉行き乗車約40分「中禅寺温泉」バス停下車徒歩約5分
中禅寺湖
海抜高度1,269mにある「天空の湖」とも言われる中禅寺湖。
ここから華厳滝は落水しています。
初夏のつつじや秋の紅葉などこちらも四季により様々な景色が楽しめます。
中禅寺湖から望む男体山も美しく、この景色を望むだけで癒されそうです。
遊覧船に乗ればまた違った角度から楽しむことができます。
湖の南側の八丁出島は紅葉の名所でもあり日本百景にも数えられています。
北西には戦場ヶ原が広がります。
アクセス:【電車】JR「日光駅」・東武線「東武日光駅」からバスで約45分、
「中禅寺温泉バスターミナル」下車徒歩3分
【車】日光宇都宮道路「日光」ICより約5分
中禅寺湖遊覧船
料金:定期便 大人(中学生以上)650円~、子ども330円~
鬼怒川温泉
江戸時代に開湯。変わらず人気の温泉街です。
江戸時代には日光詣の僧侶や大名のみが入ることを許され、庶民が入れるようになったのは明治に入ってからだそうです。
今となっては関東有数の人気の温泉街となりました。
アルカリ性単純温泉の水質は神経痛や疲労回復に効くとされています。
渓谷に並ぶ温泉宿で自然を満喫しながら湯に浸るのは至福ですよね。
日光観光とセットで行けるのも人気の理由の一つのようです。
あしかがフラワーパーク
まるで鬼滅の刃の世界のような藤のカーテンが有名ですね。その大きさは600畳敷きと称されるほど。ライトアップされるとさらに幻想的な風景に。
ここのライトアップは日本三大イルミネーションに認定されています。
季節によりさまざまな演出のイルミネーションが展開されるので、何度言っても毎回新鮮。
花は藤だけでなく8つの花の季節と題し四季でとりどりの花が楽しめます。
子供も大人も昼夜問わず楽しめるスポットです。
大谷資料館
大谷石を掘り出した採石場跡で、巨大な地下空間が広がっています。
まるで映画のセットのような幻想的な地下空間はまるで神殿のようで映える写真も撮れます。
実際、様々な写真集やテレビロケなどの撮影が行われています。
併設されているOYA MUSEUM ROCKSIDE MARKETは栃木県産食材が味わえるカフェ。
宇都宮伝統工芸「大谷石の彫刻品」を中心としたお土産品も販売されています。
採石場は地下なので当然寒いです。
夏場でも羽織るものをお忘れなく!
電話:028-652-1232
営業:4月~11月9:00~17:00
12月~3月9:30~16:30
休館:4月~11月無休 12月~3月毎週火曜日休館
料金:大人800円 小中学生400円 未就学児無料
アクセス:【電車】JR「宇都宮」駅より関東バス「大谷景観公園」停下車すぐ(大谷景観公園)、「資料館入口」停下車、徒歩約5分(大谷資料館)
【車】東北自動車道「宇都宮」ICより約15分
※カーナビは電話番号か施設名のオオヤシリョウカンと入力
まだまだ「栃木といえばここ!」というスポットはありますが、一旦ここまでにして次は栃木の名産をご紹介します。
栃木の名産
栃木はその気候・土・水に恵まれ、様々な農産物が有名です。
いちご
とちおとめを代表として、栃木のいちごはいちご王国。種類も多く、出荷量も多いので人気も高いですね。
とちおとめのほか、スカイベリー、とちひめなど、シーズンになるといちご狩りをするために栃木に訪れる人もいるそう。
いちごを使った食品も多く作られています。
宇都宮餃子
こちらもテッパン。
王道中の王道ですね。
なぜ宇都宮?とも思いますが、きっかけは満州に駐屯した陸軍が帰国した際に本場の餃子を持ち込んだとされます。
ですが広く知られるようになったのは、当然もっと先のこと。
ひとつの町おこしとして「宇都宮餃子会」が発足し、宇都宮ならではの発信力で今日のように知られるようになったようです。
宇都宮に行ったら食べ歩きたいですね。
日光湯波料理
修行僧たちの貴重なタンパク源として昔から日光ではゆばが重宝されていました。
一般的には「湯葉」と書きますが、日光では「湯波」と書きます。
製法も少し異なるようです。豆乳から引き上げるとき二つ折りにすることから厚みがあり独特の食感がでます。
水の美味しさが味を左右するゆば。
日光湯波料理ぜひ一度試してみてはどうでしょうか。
スイーツなど、料理の幅もひろく展開されています。
しもつかれ
栃木県の郷土料理。
鮭の頭を細かくし、大豆、酒粕、にんじんと大根のおろしたものを醤油などで煮込んだもの。
無病息災を祈って食べられる料理で、栃木の小学校の給食にも出されるとか。
元々は江戸時代飢餓に襲われた時期に稲荷神社にお供えしたのが始まりとされています。
独特のにおいから好き嫌いがあるようですが、家庭によって味は異なるため自分好みにアレンジしていただけます。
ニラそば
鹿沼市の名物。
蕎麦の産地でもある鹿沼市が同じく特産のにらを蕎麦にのせたことから名産に。
このにらは特に甘味が強く、わざわざ県外から食べに来る人もいるくらいの人気だと言います。
あらびきの蕎麦の香りも強いのでにらの香りに負けることなく、この組み合わせ絶妙だそうです。
佐野ラーメン
特徴はコシの強い麺に鶏ガラベースの醤油ラーメンが主流。
ほぼ口コミで広まり、いつの間にか名物となった佐野ラーメン。
麺の特性から日持ちしないため、ご当地でしか味わえないというのもさらにラーメン好きの心に刺さったようです。
青竹ふみで打たれたコシの強い麺は病みつきになるそうですよ。
佐野では耳うどんという耳に似た形のうどんも有名ですね。
ラーメンと同じくモチモチの食感です。
人気の栃木のお土産とは
なんといっても民藝運動で最大の発展をとげ、今や陶器市の集客数は日本一ともいわれる「益子焼」。
陶器なんて興味ないという方も、きっと気に入るアイテムが見つかるといっても過言ではないほどそのバリエーションは豊かです。
また、「家康公のひときれかすてら」という日光カステラ本舗のカステラもお土産物として人気です。
職人仕上げのこだわりのカステラで、金箔がふりかかっている見た目にも美味しいカステラです。
手軽なお土産としては「大麦ダクワーズ」がおススメ。
足利市産の二条小麦を丁寧に焙煎して作られる、健康的なお菓子です。外側がぱりっと、中はしっとり。味は期間限定のものも販売されています。
那須高原の「チーズケーキ」はもうお土産の定番になっていますね。
そのほか日光の「塩羊羹」もお土産に外せないという話もあります。
これは食べたことないのですが、一度試してみたいです。
元々「宇都宮県」と「栃木県」が合併し現在の「栃木県」ができました。
栃木県の内部では各文化も異なり、とても面白いです。
話は戻りますが、魅力度ランキングでなぜこんなに順位が低いのか個人的に不思議でなりませんが、おそらく日光や那須などの地名と栃木県が紐づいていないのかもしれません。
一度も行ったことがないとい方、ぜひ一度訪問してみてください。
コメント