日本橋アートアクアリウム見どころ

毎年、夏の風物詩となった日本橋のアートアクアリウムがついに美術館としてオープン。
期間問わずに四季を通して楽しめる、新しい東京スポットとして注目あびそうです。

アートアクアリウムって?
見どころって?

アートアクアリウムの魅力に迫ります。

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アートアクアリウムとは

アートアクアリウムプロデューサーの木村英智氏が手掛け、2013年よりスタート
毎年の夏、日本橋最大イベントとして人気に。累計来場者数1,000万人を超えたといいます。

木村氏は海洋性観賞魚などをアートに取り込み、金魚の魅力を世界に広めました。

元々江戸時代、江戸では金魚が大人気。
詳細は最後に記載しますが、江戸っ子は暑い夏、涼しげなに泳ぐ金魚を見て涼をとったと言います。

そんな日本に馴染み深い金魚を暑い夏、日本橋に夏季限定で木村氏による「アート」「デザイン」「インテリア」を融合させたアートアクアリウムが2013年登場。

7年目の2020年、ついに通年で楽しめるアートミュージアムとしてオープンしました。

アートアクアリウム見どころ

「生」と「光」と「アート」
アートアクアリウムはまるで竜宮城のような幻想的な空間になっています。

プロジェクションマッピングやVRといったデジタルの世界がものすごいスピードで万延していく昨今、昔から日本人馴染みの金魚の世界に自身が囲まれるというなんとも不思議な感覚。
他ではまず味わえません。

おそらく金魚は自分の置かれている状況?は分かっていないでしょう。
ですがあくまで自然体に泳ぎ、水中を漂います。

鮮やかな個体の色が集団となり、その輝きが一層美しさを増します。
今回、その金魚の数は30,000匹

圧巻な数ですね。

その生命体の自然の動きと色・形の美しさに改めて気づくはずです。

日本の伝統を活かした見せ方

金魚を魅せるためにつかわれているのが日本の伝統。
着物を背景にした金魚の影や動きが楽しめたり、江戸切子の美しいカットガラスの水槽に泳ぐ金魚が楽しめたり。

真偽はわかりませんが、江戸時代の豪商が天井に金魚の水槽をとりつけ、観賞したという伝説があり、その天井を再現したものも。

カラスのボンボリに金魚を一匹だけ泳がせるという雪洞をイメージしたオブジェなど。

木村氏がこだわりぬいた日本美「ジャポニズム」の独自の世界観が広がっています。

華やかな空間の金魚の儚い泳ぎがなんとも対象的です。

金魚は当然その場にじっとしていないし、同じところも泳がないのでまさに見たその瞬間が特別な瞬間。
同じ構図を二度と見ることができないアートというのも楽しいですね。

五感で感じる

アートアクアリウムでは五感で味わうことをスタート当初からコンセプトにしているそうで「命」「光」「音」「香」「味」がテーマとなっています
あくまで生命体の金魚が主体ではあるものの、最新の技術をも駆使し、金魚との融合は本当に独創的です。

普通上から横から眺める金魚ですが、ここに一歩入れば金魚から観賞されているような感覚さえ感じます。

今回から夏限定でなくなるため、四季によって設定が変わるのも楽しみですね。
圧巻の金魚アート。他では味わえないアートミュージアムです。

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アートアクアリウム概要

オープンは2020年8月28日。
早割チケットなど期間限定のお得なチケットもあります。

アートアクアリウム美術館
場所:東京都 中央区 日本橋本町1-3
営業時間:10:00~22:00
休館日: 年中無休(メンテナンスの際休館になる場合あり)
アクセス:
三越前駅(東京メトロ銀座線・半蔵門線)から徒歩2分
日本橋駅(東京メトロ銀座線・東西線・都営地下鉄浅草線)から徒歩7分
料金:大人 2,300円 小学生以下無料
> アートアクアリウム公式チケット

日本橋近辺駐車場

アートアクアリウム美術館には駐車場は併設していないので、近辺の駐車場を利用する必要があります。
あまり大きいスペースはないので、共通交通機関の利用をおススメします。

> 日本橋アートアクアリウム近辺の駐車場はこちら

金魚と江戸の町

金魚は江戸時代、庶民に一気に広まりました。

金魚は中国での突然変異といわれています。
突然生まれたその美しい魚に、さらに尾びれなどの改良をかさね、やがて金運をもたらす魚として重宝されるようになりました。
「金魚」という名はここからきています。

日本には室町末期の大阪にやってきました。

もちろん観賞用で、大変高級なもので、貴族しか飼えませんでしたが。

江戸時代後期になると、藩主や武士の副業として繁殖が始まり、価格も下がったことにより一気に庶民に広がります。

「きんぎょ~え~、きんぎょ~」と金魚を入れたたらい二つを天秤のように棒からつりさげ江戸の町を売り歩く金魚売りという商売も出現したほど。
その金魚売りから買った金魚は「金魚玉」と言われるガラスの鉢に入れ、軒下に吊り下げたり、陶器のほうが一般的だったため、鉢や火鉢などに入れて上から観賞して楽しんだそうです。

江戸の金魚売り

歌川国貞「俳優見立夏商人 金魚売り」

ただ、金魚売りが始まるのは夏でなく春。
2月の中旬から3月のはじめに売られていたそうです。

桃の節句。ひな祭りに金魚も一緒に楽しむため。
春の縁起物として重宝されたようです。

それゆえ、今も3月3日は「金魚の日」とされています。

春に買った金魚はその年の夏も涼を感じるため、大変愛されていたそうです。

日本人と馴染みの深い金魚。
金魚を観に行くのでなく、金魚に見られにぜひアートアクアリウムへ足を運んでみてください。

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