2023年大河ドラマで話題の徳川家康。
言わずもがな現代の東京の原点を築き上げた武将です。
荒地だった江戸を当時の大都市にした家康。
東京には家康ゆかりのスポットが数多くあります。
浅草などの観光スポットだけでなく、これを機に新たな東京散策してみませんか。
その他の地域の家康ゆかりスポットはこちら。
> 徳川家康ゆかりのスポット(全国編)
徳川家康ゆかりのスポット
家康ゆかりというと、愛知県岡崎や静岡県三河などがあげられますが、当然東京にも数々あります。
皇居
東京で一番家康ゆかりのスポットですね。(居住地だったのですから)
今や皇室の住居の一部となっていますが、元々は江戸城があった場所。
東御苑は通年一般開放されているので、その名残が垣間見れます。
エリア内は本丸後、大奥の場所、二の丸があった場所など随所説明書きがされているので、どこに何があったのかまったくわからないというわけではありません。
また、池泉回遊式庭園は9代将軍家重時代の庭園を復元しているそうです。
ガイドツアーも行われていますが、敷地内の随所にQRコードがあり、専用のアプリから説明を聞くこともできます。
石垣も所々残っています。
石垣は外堀のものは都内随所に馴染んでいますので、下調べして歩くと楽しいかもしれません。
江戸城の敷地がどれほど広大だったか驚きます。
東御苑では赤穂事件で有名な松の廊下の碑なども見つけられます。
基本的に月曜・金曜・祝日は休園となっています。
入園は無料ですが、手荷物検査があるので荷物は最低限にしておくのがおススメです。
上野東照宮
家康の遺言により1627年、寛永寺の伽藍の一部の東照社として藤堂高虎と天海僧正が建立。
徳川家康・八代将軍徳川吉宗・十五代将軍徳川慶喜が祀られています。
現在の社殿は三代将軍徳川家光が造営替えしたもので重要文化財となっています。
震災や戦災を抜けたことから、厄除け、出世運などのご利益があると言われています。
小ぶりな社殿ですがその豪華な造りに圧倒されます。
門の中へは500円の入場料が必要です。
外部からしか拝観できませんが樹齢600年以上の大楠など、見どころ満載です。
神田明神
東京の中心ー神田、日本橋、秋葉原、大手丸の内、旧神田市場、豊洲魚市場、108町会の氏神様。
「明神さま」の名で親しまれています。
歴史は古く730年に創建されました。
江戸幕府が開かれてからは江戸城の表鬼門守護の場所にあたる現在地に遷移。
いってみれば江戸一円を守る「江戸総鎮守」。
太田道灌や北条氏綱はじめ徳川家康が関ヶ原の戦い合戦の際、戦勝の祈祷をし、勝利したことから「必勝祈願」の神様として受験生やビジネスマンなどに多く参拝されています。
日枝神社
皇居の裏鬼門にあたり、徳川家の守り神。徳川幕府歴代将軍の崇敬を受け「山王さん」と親しまれています。
鎌倉時代創建とされています。
「城内鎮守の社」「徳川歴朝の産神」とされた一方で江戸の民からは「江戸郷の総氏神」「江戸の産神」として崇敬されました。
宝物殿には重要文化財を含む刀剣など、徳川将軍家ゆかりの宝物が多数所蔵されています。
泉岳寺
赤穂浪士と浅野長矩が眠ることで知られている泉岳寺。
意外と知られていませんが1612年徳川家康によって今川義元の菩提を弔うために、外桜田に創建されました。
その後大火によって焼失し、三代将軍家光に現在の高輪に移築されたと言います。
赤穂の四十七士の眠る墓として有名なお寺ですが、実は家康ゆかりの寺だったんですね。
年末は赤穂浪士を弔う祭りなどが開催されます。
愛宕神社
1603年、防火の神様として創建したのが港区にある愛宕神社。
実はこの神社、東京の山に数えられていて東京23区内の自然の山では最も高い山とされています。
(都内にはいくつか山と認定されいるところがあります)
防火の神様とされていましたが、この神社自体江戸大火災で全焼してしまいました。
再建は明治になってから。
参道の急な石段(傾斜角度40度・86段)は「出世の石段」と言われているので、「疲れそう」とあきらめず頑張って登り切り参拝してくださいね。
寛永寺
徳川家康、秀忠、家光公の三代にわたり信仰していた寺。
幕府と万民の平安・安泰を祈願する目的で江戸城の鬼門にあたる上野に創建された寺です。
幕府ゆかりの寺ということで、歴代将軍の霊廟も造営されたことから格式、規模において一時は国内最大の寺となりましたが、戊辰戦争には戦場となったことから失ったものは多く、戦火を免れた清水観音堂、輪王寺門跡御本坊表門、徳川将軍霊廟勅額門などが重要文化財に指定されました。
寛永寺には四代家綱・五代綱吉・八代吉宗・十代家治・十一代家斉・十三代家定と多くの徳川将軍の墓があります。
また、ここには眠っていませんが十五代将軍の慶喜が大政奉還後に蟄居(ちっきょ)したのは寛永寺書院「葵の間」です。
増上寺
東京タワーにほど近い増上寺。
色々なイベントが通年開催されていることでも知られていますが、徳川ゆかりの寺でもあります。
家康が幕府を開いてまもなく、ここ増上寺が徳川家の菩提寺として指定されました。
現在家康の墓はここではありませんが、自分の葬儀は増上寺で行うよう言葉を残したとされています。
現在、二代秀忠・六代家宣・七代家継・九代家重・十二代家慶公・十四代家茂の6名の将軍に加え、家茂公正室静寛院和宮ほか、各将軍の正室と側室の墓も設けられています。
拝観冥加料500円で拝観できます。(火曜除く)
家康の墓はそのほか静岡県はじめ複数存在します。
東京観光というと最近は浅草中心に人が集まっていますが、大河ドラマで注目の家康のゆかりのスポットを散策してみてはどうでしょうか。
東京の新たな魅力の発見があるはずです。
その他の家康ゆかりスポットはこちらをご参照ください。
> 徳川家康ゆかりのスポット(全国編)
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