徳川家康ゆかりのスポット(全国編)

徳川家康ゆかりのスポット(全国編)

今年は大河ドラマの影響もあり、家康ゆかりのスポットに注目が集まっています。
徳川の世の始まりというと東京に目が向きそうですが、大河ドラマでも描かれている通り、家康の原点は愛知・静岡にあります。

今回大河ドラマでも描かれているスポットほか、全国の家康スポットをご紹介。

東京の家康スポットはこちら。

徳川家康ゆかりのスポット(東京編)

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駿府城公園

駿府城公園は駿府城跡地の公園です。

家康が人生において、かなりの年数を過ごしたとされる駿府城。
静岡県にあります。

愛知県岡崎の生まれですが、幼少期今川の人質となり、駿府で12年過ごしました。

後一旦は駿府を離れ、岡崎、浜松に移り住みますが45歳のときまた駿府に戻り、4年ほど過ごします。
その後秀吉の命により江戸へ国替えとなり江戸の町の基盤を整えます。

征夷大将軍になってから2年後、秀忠に将軍職を譲り、さらにその2年後には駿府に再度戻り晩年まで住み続けたと言われています。

家康が人生の三分の一を過ごしたとされる駿府城。

巽櫓(たつみやぐら)など復元した建造物はあるものの、城そのものは形として残っていません。

美しい庭園として残され、自然を愛した家康が終の棲家に選んだ理由も分るような気がします。

【駿府城公園】
住所: 静岡市葵区駿府城公園1-1
アクセス:
JR静岡駅から徒歩約15分
静岡鉄道新静岡駅から徒歩約12分
開館:9:00~16:30
料金:大人 360円 小人 120円
休園:月曜日

大樹寺

松平家・徳川将軍家の菩提寺、大樹寺。

松平・徳川と所縁の深い寺。

大河ドラマ「どうする家康」でも描かれていますが桶狭間の戦後家康が岡崎へ逃げ帰り、大樹寺へ立ち寄り、松平の墓の前で自害を試みます。

それを思いとどまらせたのは住職の「厭離穢土欣求浄土、汚れた世を正し太平の世を目指す」という教えでした。
鐘楼や山門は三代将軍徳川家光が建立したと伝わり、その山門を起点とした大樹寺と岡崎城を結ぶ線は「ビスタライン」と呼ばれ「祖父生誕の地を望めるように」という家光の思いが込められてるそうです。

境内には家康が手植えと言われる椎の木が今もあります。

【大樹寺】
住所: 愛知県岡崎市鴨田町字広元5-1
拝観時間:開館:9:00~16:00
拝観料:大人:500円 小中学生:300円
アクセス;
愛知環状鉄道「大門駅」より徒歩10分
名鉄「東岡崎駅」より名鉄バス「大樹寺」下車、徒歩5分

岡崎城

おなじみ家康誕生の城。「日本100名城」にも指定されています。

敷地内にある「東照公産湯の井戸」は家康が産湯に使ったとされ、「東照公えな塚」は家康のへその緒を埋めたと伝わっています。そのほか、家康にまつわる色々な碑などがあります。

もちろん、大樹寺の項で記載したビスタラインものぞめます。

家康はすぐに人質に出されたので、実際岡崎城に住んだのは生まれてから7年と桶狭間の戦いの後の10年近く。

【岡崎城】
住所:愛知県岡崎市康生町561-1
営業時間:9:00~17:00
料金:大人300円 小人150円
アクセス;
名鉄「東岡崎駅」より徒歩15分
名鉄「東岡崎駅」より名鉄バス大樹寺行他「康生町」下車徒歩5分
愛環「中岡崎駅」より徒歩10分

浜松城

浜松城
家康が29歳~45歳までの17年間暮らした城です。

天守門も140年ぶりに復元されました。

家康がこの浜松城に住んだこの時期、度々の戦が行われ、家康出世の城とも言われています。

そのひとつ三方ヶ原の合戦にまつわる話が面白いです。
三方ヶ原の合戦は「武田信玄」VS「織田信長」「徳川家康」の戦。

結果は家康の大敗でした。
命からがらこの浜松城へ逃げ帰ったと伝わります。

有名な家康のなんとも情けない肖像画はこのとき、自身への戒めとして家康が描かせたもの。

浜松市内では、その合戦にまつわる地名が各所に残っています。

武田軍へ橋をみせかけ、布を架けた場所「布橋」、家康が茶屋で小豆の餅を食べていたところ武田軍をみかけお代を払わず逃げたところ、茶屋の主人が支払いを求めて家康たちを追ったことから、茶屋の場所を「小豆餅(あずきもち)」、支払いを済ませた場所を「銭取(ぜにとり)」など。

合わせて訪ねてみてみたいですね。

【浜松城】
住所:浜松市中区元城町100-2
営業:8:30 ~ 16:30
休館:12/29・30・31
料金:大人 200円 中学生以下無料

久能山東照宮

久能山東照宮

75歳でその生涯を終えた家康が埋葬されたのがここ久能山東照宮。
これは家康の
「駿河国の久能山に葬り、江戸の増上寺で葬儀を行い、三河国の大樹寺に位牌を納め、一周忌が過ぎて後、下野の日光山に小堂を建てて勧請せよ」
との遺言によるとされています。

その一年後、日光東照宮へと移され祀られました。

家康の愛した駿河を一望できる久能山。
東照宮の前は久能城という武田信玄管轄の城がありました。
武田軍が滅亡してからは駿河一円徳川の手中となり、当然この久能山も徳川の国となっています。

山頂にあるため、1159段の石段を登らなくてはなりませんが、難しければロープウェイが利用できます。

【久能山東照】
住所:静岡市駿河区根古屋390
拝観料:大人500円 小人200円
時間:9:00~17:00

鳳来山東照宮

日光東照宮と久能山東照宮にならび日本三大東照宮のひとつに数えられています。

家康の父松平広忠と母於大(おだい)の方が世継ぎを願い参拝したのち家康を身ごもったと言い伝えられています。

毎年家康の命日4月17日には春の例大祭が行われます。

本殿・拝殿・幣殿・中門・水屋・石棚・石燈籠などが国指定の重要文化財になっており、建造物そのものがとても価値ある東照宮と言えます。

寅の年・寅の日・寅の刻に誕生したと言われる家康。
寅を模した起き上がり小坊師が授与品にあります。縁起物ですので参拝の際はぜひお求めになってください。

【鳳来山東照宮】
住所:愛知県新城市門谷字鳳来寺4
アクセス:JR飯田線本長篠駅からバスで15分 徒歩で60分

日光東照宮

日光東照宮
家康ゆかりのスポットとして欠かすことのできないのがここ日光東照宮です。

現在、家康と三代将軍家光の祀られている日光東照宮。
世界文化遺産にも登録され、今や連日国内外から多くの参拝者が絶えません。

実はこの日光東照宮は江戸城(現在の皇居)の真北に位置しているそうです。
実際この位置は運気がよいことからパワースポットとしても知られています。

建造物などひとつひとつ解説していくとかなり長くなるのでここでは割愛しますが、行く機会があればぜひ家康公の墓、奥宮宝塔にはぜひお参りしてください。

【日光東照宮】
住所:栃木県日光市山内2301
時間:
4月~10月 9:00~17:00 
11月~3月 9:00~16:00
料金:
高校生以上大人1,300円 
小・中学生450円
アクセス:
JR日光駅・東武日光駅より東武バス日光に乗車、「中禅寺温泉」または「湯元温泉」行き「神橋」下車徒歩8分。またはバスで8分「表参道」下車徒歩約2分。

まだまだ家康ゆかりのスポットは全国にありますが、大河ドラマで盛り上がっている2023年、どこかひとつでも訪ねてみてはどうでしょうか。

ドラマの見方がまた変わるかもしれませんね。

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