東京一の粗いお祭りと言われていますが、その勢いは圧巻!
都内随一といわれるその神輿は必見!
初めて見る方はその大きさにきっと驚くはず。
江戸に古くから伝わる鳥越祭。
今年4年ぶりに開催が決まりました。
見どころとちょっと注意したい点などの情報をまとめました。
鳥越祭とは
鳥越祭とは東京都台東区鳥越、鳥越神社で開催されるお祭りです。
けっして大きくない神社ですが、歴史は古く、創建は651年とされています。
1350年を超える歴史と言えます。
鳥越祭はいつくらいから始まったのか詳細は分りませんが、今となっては浅草の三社祭りと並ぶ、江戸で最も荒っぽい祭りとして有名になりました。
神輿の担ぎ手同士の喧嘩も頻繁で、東京で一番警察警備が多い祭りとも言われています。
担ぎ手は下町の有志。
見ているほうもワクワクするほど盛大に声を張り上げながら神輿を担ぎます。
露店も200店舗を超え、鳥越神社近辺活気に満ちた雰囲気に包まれます。
予定と情報はこちら。
【鳥越神社祭禮予定】
6月9日(金)10:00~
大祭式齋行 宵宮清祓齋行
6月10日(土)10:00~21:00
町御神輿渡御
6月11日(日)6:30~21:00
本社渡御 6:30宮出~21:00宮入千貫みこし渡御・鳥越夜まつり19:00頃)
【アクセス】
台東区鳥越鳥2-4-1
都営浅草線「蔵前」駅より徒歩約5分
JR「浅草橋」駅より徒歩約8分
駐車場はありません。
周辺のコインパーキングは利用可能ですが、早くから交通規制がかかるので、公共交通の利用をおススメします。
【問い合わせ】
03-3851-5033(鳥越神社)
鳥越祭最大の見どころ「千貫神輿」
鳥越祭最大の見どころはなんといっても迫力満点の本神輿。「千貫神輿」と呼ばれるその神輿は都内最大の大きさ。
実物を見ると圧巻です。
猿田彦(天狗)や馬、手古舞(てこまい)が先導し、その後を威勢よく掛け声をかけながら神輿が練り歩きます。
ルートは鳥越神社で販売されていますので、事前に購入し、先回りして待っているといいでしょう。
ただ、警備がすごいのでおまわりさんが数人走っていく方向にいくと間違いなく遭遇しますw
「千貫神輿」を見るなら最終日11日。
夕刻は神輿についている弓張提灯に灯がともり、幻想的に。
宮入は特に盛り上がります。
ただし神社前にはその宮入を観ようと多くの人でごった返します。
場所取りは2時間以上前から始まるので、覚悟してください。
2日目の町内神輿もなかなか見ごたえあります。
こちらも夕刻には提灯に灯が入り、さらに活気付きます。
町内神輿と言ってもこの地区の神輿の大きさはなかなかのものです。
ぜひ下町の意気のよい神輿裁きをご堪能ください。
鳥越祭の注意
鳥越祭の神輿はとにかく大きく、担ぎ手の威勢もすごいです。
大きい神輿で狭い路地なども通ります。
近くで見ようと、スマホでの撮影に夢中になっていると担ぎ手に当たり、倒されてしまいます。
実際目撃したこともありますが、担ぎ手は周囲の観客に気を配っている余裕がありません。
また、まっすぐ進まず、どうしても左右にぶれます。時には制御きかなくなり、道の脇に立っている観客に倒れ込みそうになるくらいルートがぶれることも。
神輿が大きく、重いため、どうしてもまっすぐ進められないのです。
近づきすぎると、当然衝突します。
撮影する場合はなるべく広い通りで、ある程度距離をおいてください。
小さいお子さんと一緒のときも同様です。
いきなり神輿と担ぎ手が自分の立っているほうに寄ってきて当たってしまうということもあります。
お子さんは特に危険です。
路地で観るときは自己責任で。
そこでケガしても何の保障もありませんよ。
御朱印もチェック
鳥越神社大祭限定の御朱印が授与されます。御朱印マニアにはたまりませんね。
数量限定だそうなので、早めにお参りしていただいてください。
授与初穂料1000円でなくなり次第終了です。
鳥越神社歴史
鳥越神社は源氏ゆかりの神社です。
源頼義・義家親子が東北へ向かう途中、一羽の白鳥の導きで無事に隅田川を渡れたという言い伝えから、隅田川近くの白鳥明神を改めて鳥越大明神と命名したことが始まり。
東京でも珍しい歴史古い神社のひとつです。
お祭りの人混みはなかなか苦手という方はお正月の三が日、この千貫神輿を拝観できます。
東京で由緒ある神社、ぜひ一度拝観ください。
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