緑茶に消臭効果があることは知っていましたし、茶殻に栄養が残っているので出来れば調理して食べるのがいいのは知っていましたが、実際の効果を知ったのは実は最近。
そこでそのほかどんな使い方があるのか調べてみました。
一度試してみる価値ありますよ。
お茶の有効活用したい成分
緑茶ポリフェノールの一種であるカテキンは抗菌作用のほか消臭効果が高いと言われています。
麦茶の出し殻でもその効果は期待できるのですが、緑茶のカテキン効果は特に高く、様々な殺菌・消臭に使用されています。
掃除
抗菌効果のある成分が多く含まれている緑茶の茶葉を、掃除に利用しない手はありません。
フローリング掃除
茶殻をさらに煮だしたもので雑巾がけするとフローリングがスッキリ。
コロナ禍、床の除菌は気になりますね。
煮出すのが面倒ならお茶パックなどに茶殻を入れ、雑巾に包み一緒に水に浸して絞り、そのまま拭き掃除します。
フローリングだけでなく、ふきんを同様に茶パックと一緒に水に濡らし、固く絞ってテーブルを拭いても殺菌効果が期待できます。
ただ、お茶の色がふきんに色移りする可能性もあるのでそれは気を付けてください。
お茶パックで除菌
なんか煮だしたり面倒という方はお茶パックに入れて、水道の蛇口やドアノブなどをふきましょう。
シンクなどもそのままこするとピカピカになります。
菌が気になる昨今、身近なところからササっと拭き、除菌しましょう。
緑茶の殺菌効果はさまざまなところで報告されていますし、なんといっても安全。
ポイっと捨ててしまう前にキッチン周りを拭くと清潔な状態が保てます。
じゅうたん・カーペットの掃除
茶殻をしっかりと乾燥させ、じゅうたんやカーペットにまきます。
それを掃除機で吸い取ります。
茶殻がほこりをからめとり、匂いも一緒に吸い取ってくれます。
昔、畳の掃除に利用していた方法です。
畳の場合は茶葉に少し水分を残した状態のほうがほこりとよく絡み、ほこりをたてずに吐き出すことができます。
消臭剤
緑茶の消臭効果を実感すると、もうやめられなくなります。
茶殻を消臭剤に使うには、フライパンなどで乾煎りして完全に水分を飛ばすか、キッチンペーパーを替えながらレンジで数回に分けて乾燥させてください。
靴箱
乾燥させた茶葉を布などに包み、靴箱の隅に置いておきます。
靴の匂いが気になる場合は数個茶葉を包んだ包みを作り、靴に入れておきます。
ブーツや長靴など特に臭いがこもりがちな靴に特におすすめ。
魚のグリルの匂い消し
魚を焼いたあとのグリル。
洗った後もなんとなく匂いが残る、なんて経験ありませんか?
魚のグリルを洗ったあと、茶殻を敷き詰めて置くと匂いが消えます。
茶葉を焦がさないよう、弱火で少しいぶすとさらに効果的ですが、焦げないようずっと目が離せないので少し手間がかかります。
容器の匂い消し
食材が入っていた容器を再利用したいということもよくあるかと思います。
でもその食材のにおいが消えないという場合は一旦乾燥させた茶殻をしばらくの間入れておくと匂いが消えます。
生ごみの匂い消し
これはおススメの方法です。
生ごみを入れるゴミ箱の匂いが気になるとき、器に乾燥させた茶殻を入れゴミ箱の隅に置いたところ、匂いが驚くほど軽減しました。
重曹など試したのですがなかなか消えなかったのですが、茶殻を置いたとたんまったく気にならなくなりました。
生ごみの匂いが気になる方、ぜひトライしてみてください。
緑茶の茶葉を炒ったほうじ茶の茶葉を使っても効果的です。
そのほかの使用法
まだまだあります。
茶殻の有効活用。
茶葉のポテンシャルはこんなに高いのかと驚きますが、これを知るともう安易にポイっと捨てられなくなります。
茶香炉
言ってみればアロマ。茶葉をいぶすことでお茶の香りがお部屋に漂います。
近年、専用の器具も販売されていますがお手持ちのアロマポッドで代用できます。
茶殻や古くなった緑茶の茶葉をポットの皿にティースプーン1杯程度入れ、熱するだけ。
15~30分ごとに茶葉はかき混ぜます。
茶香炉のポットは陶器など様々なものが出回っているのでインテリアにあわせて選んでください。
お茶うがい
緑茶は殺菌効果があるため、お茶でうがいをすることは風邪予防などにも効果的。
また、食後緑茶で口をすすぐだけでも細菌の増殖を防ぐと言われています。
出がらしをさらに煮だして冷めてからうがい・口をすすぐだけ。
長時間使用すると焦げてしまうので注意してください。
入浴剤
お茶パックや布などに茶殻を入れ、湯舟にポンといれるだけ。
お茶にはビタミンCも含まれているので美肌効果も?
実際殺菌効果もあるので、体臭予防にもなりますね。
ただ、私も実践しているのですが湯舟に茶渋がつきやすいのであまり長い間お湯をはっておかないようにしてください。
ボディシート
消臭効果・殺菌効果の高い緑茶は、赤ちゃんのおむつ替えのときなど肌を拭くのに最適。
茶殻を煮出したお茶を十分冷ましてからタオルを浸して絞って使ってください。
自然のものなのでかぶれなどの副作用の心配もなく、安心して使えます。
お茶殻の保存方法
お茶殻はそのまま放置しておくと酸化し、傷みます。
ただ、都度乾煎りするのは面倒ですよね。
その場合は茶殻を絞って水気を切り、ラップに包んで冷蔵庫に。
さらにタッパーなどにいれておくと安心です。
空気に触れると酸化が進むのでなるべく密閉してほぞんしてください。
それでもなるべく早く乾燥させたほうがいいですね。
1週間以内に乾煎りしてください。
冷凍すると2~3週間もちます。
茶殻をフライパンでなくレンジで加熱させるとレンジの消臭効果も期待できます。
お茶を淹れたあとの茶葉は料理していただくこともできますが、そこまで、という方はぜひこれらのことを試していただければと思います。
個人的なことですが、先日物産展で出店していた嬉野茶を購入したら、お店の方が「これ使ってください。」とビニール袋に入ったほうじ茶をくれました。
古い緑茶を炒ったほうじ茶で、消臭剤として使ってくださいとのことでした。
早速、帰宅後に器に移し、以前から生ごみ臭が気になっていたキッチンのゴミ箱に置きました。
そしたら驚くほど匂いがなくなったので、実際茶殻でも代用できるのか調べてみました。
ぜひご参考に。
一度試してみる価値ありです!
コメント