2020年からことごとく中止になっている日本全国の陶器市。
毎年楽しみにしている陶磁器ファンとしてはさみしい限りです。
まだまだ都道府県をまたぐ移動の自粛を要請される日々ですが、この秋規模を縮小しながらも開催を決めた陶磁器の産地があります。
もちろんオンラインも。
少しでも規制が緩んだらぜひ行きたい2021年秋の陶器市情報を集めてみました。
有田陶磁器まつり
急遽開催が決まった有田焼の陶磁器まつり。
10月9日(土)~12月26日(日)で着物で有田の町並みを散策できるイベントも。
陶磁器だけでない楽しめる内容となっています。
県をまたぐ移動の規制が解除となった今、ちょっと足を延ばしていきたいですね。
【有田陶磁器まつり】
期間:
プレ:2021年10月9日(土)~11/14日 土・日・祝
本開催:11/19~11/24
場所:有田町内
https://www.arita.jp/event/toujikimatsuri/
信楽陶器まつり
滋賀県産地の信楽焼。
たぬきの置物でも有名です。
その信楽焼の陶器市がこの秋開催予定。
感染防止対策として特設会場に集結しての開催でなく、参加窯元(店舗)にて開催。
定価の10%割引ほか、特典が用意されているようです。(一部対象外商品あり)
茶道具にも馴染があるほどわびたイメージのある信楽焼ですが、表情は豊かで温かみがあるのが魅力。
協力店を巡りながら信楽の街中を歩くのも楽しそうですね。
【信楽陶器まつり】
期間:2021年10月8日(金)~17日(日)10日間
場所:滋賀県甲賀市信楽町長野1203
アクセス:
「JR草津駅」より草津線乗り換え「貴生川駅」下車
信楽高原鐵道「信楽駅」下車、徒歩1分(約1時間)
京阪神方面から
名神高速道路 草津JCT → 新名神高速道路へ「信楽I.C.」より約10分
奈良・和歌山方面から
西名阪自動車道 → 名阪国道へ「壬生野I.C.」より約30分
名古屋方面から
東名阪自動車道 亀山JCT → 新名神高速道路へ「信楽I.C.」より約10分
たじみ茶碗まつり
「たじみ」と聞くと「暑い町ね」と思い出す方も多いはず。
多治見は美濃焼の産地。美濃焼は岐阜県多治見市や土岐市など産地が広範囲にあります。
当然、例年であれば一日では回り切れないほどの窯元や町で陶器市が開催されるのですが、今年は中止が決定されたところも多く、美濃焼ではたじみ茶碗まつりが開催を決定しました。
茶碗まつりとなっていますが、もちろんアイテム多数。
お手頃価格で販売されます。
中にはプロ仕様の食器などが特価で販売されます。
【たじみ茶碗まつり】
期間:2021年10月9日(土)・10日(日)
時間:8:30~17:30
場所:多治見美濃焼卸センター
アクセス:
JR多治見駅北口より無料シャトルバスあり
2021せとものフェスティバル オンライン
日本全国から集まる招き猫が展示される「来る福招き猫まつりin瀬戸」は残念ながら2021年は中止となりました。
陶磁器が「せともの」と呼ばれるほど、日本の陶磁器の代名詞となっている愛知県瀬戸焼の陶器市はその規模も大きく、毎年大盛況な陶器市です。
ですがそんな瀬戸焼の陶器市もここ2年開催はできていなく「せとものまつり」を「せとものフェスティバル」とし、2日間のオンラインでの開催となりました。
なかなか現地へは足を運べなかったという方も多かったはず。
本来、器は直接手にとって選びたいものですが、おうち時間を活かしてゆっくり選べる機会として楽しんでみては。
【2021せとものフェスティバル オンライ】
期間:2021年9月10日(金) 0:00~9月12日(日) 23:59
サイト:オンラインショップhttps://setomono-webshop.jp/
せとものフェスティバル: http://www.setocci.or.jp/setomonomatsuri/index.html
陶と暮らし2021(笠間焼)
毎年春と秋の年2回開催される笠間の陶器市。
秋は「陶と暮らし」と題した陶器市が2年ぶりに開催予定。
笠間焼は茨城県を代表する焼き物の産地で、若手作家も多く、バリエーション豊かなアイテムが見られるのが魅力。
敷地はそんなに広くありませんが、見ごたえは十分あります。
茨城の秋深まる空気の中、彩り豊かな作品を楽しんでください。
【陶と暮らし2021】
期間:2021年10月29日(金)~31日(日)
時間:未定
場所:笠間工芸の丘特設会場
アクセス:
電車
常磐線友部駅より笠間観光周遊バスで約15分
水戸線笠間駅よりタクシー約5分
車
北関東自動車道友部インターより約10分
高速バス
関東やきものライナー
やきもの通り下車 徒歩5分
土祭(ヒジサイ)
陶器市ではないのですが、ご紹介したいのが益子焼でおなじみの栃木県益子で行われているヒジサイ。
益子陶器市もここ2年中止となっていますが、ヒジサイは5月より開催されており、メイン期間は10月から11月にかけてとなっています。
3年に一度開催されるこのイベントは、「お祭り」というよりアートや益子という土地を見直す土地に根付いたイベントです。
小宅古墳群という古墳での縄文太鼓の演奏があったり、笠間市と共同で日本遺産を見直すセミナーなど。
地域プロジェクトとしてはかなり奥深いイベントとなっています。
益子の陶器市のような賑わいがない分、ゆっくりと秋の澄んだ空気を味わいながら益子の町を歩くのも楽しいですよ。
イベントプログラムは公式サイトでチェックできます。
東京から行く場合、期間をあわせれば関東やきものライナー利用で笠間の陶と暮らしと一緒に回ることも可能です。
【土祭2021】
期間:2021年5月22日(土)~11月14日(日)
メイン期間:10月15日(金)~11月14日(日)
※金・土・日のみ開催
場所:栃木県益子町 町内各所
アクセス:
東北自動車道
栃木都賀JCTで北関東自動車道へ真岡ICより約25分。
常磐自動車道
友部JCTで北関東自動車道へ桜川筑西ICより約20分。
電車
真岡鐵道 益子駅下車徒歩20分で町中へ。
高速バス
関東やきものライナー
新型コロナウィルスの感染状況により、現地イベントは延長または中止の可能性もありますが、まずはどこも前向きに感染防止対策を十分配慮の上決行に向けて動いているようです。
県超えての移動が緩和されたら行きたい、コロナ禍だからこそ楽しみたい秋のイベント特集です。
ぜひ各自も感染対策万全のうえ足をお運びくださいね。
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