東京みやげっていうと何でしょうか?
選択肢は多いものの、意外と「これ」ってないんですよね。
東京ならではのものというか。。そんなものが少ないように思います。
その中でもこれは喜ばれる!という東京みやげをピックアップしてみました。
今回はてっぱんの「くず餅」3店をご紹介。
くず餅って関西のものは全く別物。
東京ならではくず餅をご紹介します。
消費期限は短いですが、自信もってあげられる逸品です。
船橋屋 | 東京くず餅といえばココ
亀戸天神参道に本店を構える「船橋屋」。
創業は1805年。
芥川龍之介、永井荷風ら多くの文豪に愛されたと伝わる東京で一番有名なくず餅といってもいいかもしれません。
製造工程、およそ450日かけた船橋屋のくず餅はほどよい弾力。
黒蜜も甘すぎず、一人でもけっこうな量をペロッと食べられてします。
その黒蜜は沖縄産の黒糖をベースに数種類の砂糖を独自にブレンドした船橋屋秘伝の味だそうです。
また、くず餅は厳選の小麦粉のでんぷん質を天然水を使用し、15ヵ月もの間乳酸発酵させたもの。
船橋屋のくず餅ならではの食感と風味はここから生まれます。
防腐剤やPH調整剤などを一切使用していないので、消費期限はわずか2日間。
風味を損なう真空パックや脱酸素剤を使用していないのも、消費期限が短い要因らしいです。
でも本当にその食感とあっさりとした甘さは、甘いものが苦手な人にも喜ばれる逸品です。
2018年JR東日本おみやげグランプリで総合グランプリになったテッパン土産です。
住所:江東区亀戸3-2-14
アクセス:亀戸駅 徒歩14分
電話:03-3681-2784
休業日:年中無休
時間:9:00~18:00
池田屋 | これぞ江戸の老舗の味
池上本門寺参道に位置する池田屋のくず餅は、小麦粉のでんぷんを1年以上発酵させて精製し、蒸し上げて作られています。
江戸時代1752年創業の老舗中の老舗です。
黒蜜は黒糖にミルク、はちみつをブレンド。そのとろみがくず餅によくからみます。
ゴマ入りが人気で、きな粉にもゴマが入っています。
池田屋では「久寿餅」と書かれるのも惹かれますね。
くず餅の消費期限は船橋屋さんより少し長くて6日間。
住所:大田区池上4-24-1
アクセス:池上駅 徒歩6分
電話:03-3751-0154
休業日:水曜日
時間:10:00~17:00
浅野屋本舗 | 江戸時代から愛される味
池上駅前すぐ。1752年創業のこちらも老舗。
くず餅は程よい弾力とコシ、つるっとしたのどごしが人気です。
きな粉は国産大豆100%を香ばしく炒ったもの。
このきな粉も人気ですが、浅野屋ではめずらしく小倉あんもあります。(ただし喫茶のみ)
甘すぎないので、こちらも人気。
浅野屋くず餅独特のもっちり感を好む人も多いようです。
住所:大田区池上6-2-15
アクセス:池上駅 徒歩2分
電話:03-3751-0238
休業日:木曜日
時間:9:00 – 19:00
番外編:本葛使用のくず餅なら歌舞伎座へ
東京のくず餅は葛粉を使っていないものが多いです。
これは、江戸時代に水にぬれて臭いがしてきた小麦粉を農家がもらい受け、長く発酵させて食べるようにしたことからと言われています。
本葛で有名なのは「吉野葛」。
本葛使用のくず餅が変えるのは歌舞伎座内の「和座」という売店か、その地下木挽町広場内の出店。
粘りのある、これぞ本葛使用のくず餅が購入できます。
写真は木挽町広場で買った、抹茶葛餅。
抹茶味のきな粉が美味しかったです。
本葛は冷え性改善など、健康にも良いようです。
関西とは違った風味のくず餅。
ぜひ東京みやげにいかがでしょうか。
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